久保建英のCLでの冒険は16強で終了 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが5日に行われ、レアル・ソシエダ(スペイン)とパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)が対戦した。
今季のCLにおいて、PSGはドルトムント(ドイツ)、ミラン(イタリア)、ニューカッスル(イングランド)と同居する“死の組”のグループFに入っていた。最終的に2勝2分2敗で勝ち点「8」を積み上げると、ミランと勝ち点で並んだものの、当該チーム同士の得失点差で上回って2位に入り込んでいる。一方、10シーズンぶりにCLへ戻ってきたレアル・ソシエダは、グループDを3勝3分と無敗で終えた。全体の得失点差によりインテル(イタリア)を上回り、首位でのグループ通過が決定。20シーズンぶりの決勝トーナメントでの戦いに挑んでいる。
2月14日にPSGの本拠地『パルク・デ・プランス』で行われたファーストレグでは、後半の序盤にセットプレーから“エース”のキリアン・エンバペが先手を取ると、70分にはドリブル突破からブラッドリー・バルコラが追加点を挙げ、PSGが先勝。2020-21シーズン以来の8強入りに向けて、大きな1勝を手にしていた。
セカンドレグに向けて、レアル・ソシエダは直近のラ・リーガ第27節セビージャ戦(●2-3)で温存していた久保建英、ロビン・ル・ノルマン、ミケル・オヤルサバルらをスタメンとして送り出した。一方、PSGはエンバペを筆頭に、アクラフ・ハキミ、ヴィティーニャ、ウスマン・デンベレらがスターティングメンバーに並んだ。
試合は立ち上がりから2点を追いかけるレアル・ソシエダが攻勢を強める。その中心に君臨したのはもちろん久保だ。7分、敵陣右サイドで前を向いた久保が逆サイドへ展開すると、待っていたシェラルド・ベッカーが右足でクロスボールを供給。ファーサイドに久保が飛び込んだが、その前でルーカス・ベラルドにクリアされてシュートまでは持ち込めない。
レアル・ソシエダがビッグチャンスを作れずにいると、PSGも“エース”が躍動。9分、敵陣左サイドでボールを受けたエンバペが、一気にスピードを上げて対峙したアマリ・トラオレを振り切り、マイナスへ折り返すも、ここは味方と呼吸が合わない。それでも、直後の15分には敵陣中央で前を向いたデンベレがスルーパスを送ると、ボックス左深い位置でエンバペが反応。キックフェイントを交えてシュートコースを作り、思い切り良く左足を振り抜くと、強烈な一撃がゴールネットを揺らした。
逆転のためには4点、最低でも3点が必要になったレアル・ソシエダは反撃の隙を探ったが、なかなか効果的な形でゴールに迫ることはできない。前半ん終了間際の45分には右サイドからカットインした久保が左足でミドルシュートを放ったが、ここは枠をわずかに外れた。前半はこのままPSGの1点リード、2戦合計で3点リードで終了している。
後半に入るとPSGが試合を決定付ける。56分、ピッチ中央付近で縦パスを引き出したファビアン・ルイスのポストプレーから、イ・ガンインが胸トラップからスルーパスを送る。抜け出したエンバペがボックス左からニアサイドを射抜き、リードを広げた。
追い込まれたレアル・ソシエダは直後の63分、敵陣右サイドでボールを受けた久保がマイナスへ落とすと、途中出場のベニャト・トゥリエンテス、トラオレを経由して中央のマルティン・スビメンディにボールが渡る。スビメンディが左足で浮き球のボールを送ると、左から飛び込んできたアンデル・バレネチェアがヘッドでゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドのため得点んは認められなかった。
終盤に差し掛かるとレアル・ソシエダがまずは1点を返すべく猛攻に出るが、なかなかこじ開けることはできない。だが、89分に敵陣右サイド深い位置で浮き球のパスを回収した久保が、マイナスへ預けると、ボールを引き取ったトゥリエンテスが縦へ破って右足で折り返す。相手に弾かれたボールを最後はメリーノが押し込み、レアル・ソシエダが1点を返した。
だが、レアル・ソシエダの反撃はここまで。試合はこのままタイムアップを迎え、2戦合計スコアを4-1としたPSGが、3シーズンぶりの準々決勝進出を決めた。一方、レアル・ソシエダの冒険はラウンド16で終了。久保はフル出場を果たしたが、得点でチームを勝利へ導くことはできなかった。
この後、3月15日に準々決勝の組み合わせ抽選会が予定されている。
【スコア】
レアル・ソシエダ 1-2(2戦合計:1-4) パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 15分 キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
0-2 56分 キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
1-2 89分 ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)
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By サッカーキング編集部
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