マンCの“可変”を支えたストーンズ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグが11日に行われ、マンチェスター・C(イングランド)がバイエルン(ドイツ)を3-0で下した。UEFA(欧州サッカー連盟)が選出するこの試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたイングランド代表DFジョン・ストーンズが、『BT Sport』にて試合を振り返った。
この日のマンチェスター・Cは直近公式戦でも頻繁に見られる「保持時3-2-4-1」「非保持時4-3-3」の形で試合をスタート。このシステムで重要な役割を担ったのがストーンズだ。これまでのストーンズは右サイドバックの位置に入りながら、チームがボールを握っている時には中央へ絞る立ち位置をとることが多かった。
だが、バイエルン戦のストーンズは中盤とセンターバックの立ち位置を巧みに使い分けた。ボールを握って敵陣に押し込んでいる時には中盤のラインに入って“潤滑油”となりながら、攻め込まれるシーンではポルトガル代表DFルベン・ディアスとともに最終ラインを形成。77分には右からのクロスボールを頭で折り返し、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドのチーム3点目となるゴールをアシストした。
UEFAのテクニカルオブザーバーパネルも「ストーンズはボールをどのように扱うべきか理解し、最終ラインの中央と中盤というハイブリッドな役割をこなす上で卓越した戦術理解能力を示した。ボールを持っている時、持っていない時それぞれのシーンで常に正しいポジショニングの判断を下した」と同試合でストーンズが果たした役割を評価している。
試合後、ストーンズは「僕にとって今日の役割は、ポジショニングの面で大きな学びがあった」と充実感を露わにした。「自然にできるようになるものではないし、常に学んでいる。自分自身を表現し、時には気を引き締めなければならない。監督も僕のことを信じていなければ、今日のような役割を求めないはずだ」と語った。一方で「試合開始70分から80分ほどが経過しても、常に心地良さは感じていた。落ち着いて、このチームが取り組んでいるプロセスを信頼していたからね」と試合全体にも言及している。
マンチェスター・Cが3点のリードを得て迎えるセカンドレグは、19日にバイエルンのホーム『フースバル・アレーナ・ミュンヘン』にて行われる。
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By サッカーキング編集部
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