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マルセロ・ビエルサ “エル・ロコ”の革命【雑誌SKアーカイブ】

2020.03.24

2018-19シーズンからリーズの指揮を執るマルセロ・ビエルサ監督 [写真]=Getty Images

[サッカーキング No.003(2019年6月号)掲載]

2004年の2部降格と財政難によるクラブの破産――。 それ以降、長らく下部リーグをさまよっていたリーズが、プレミアリーグに戻ろうとしている。 マルセロ・ビエルサという希代の指揮官の手によって、エランド・ロードにかつての熱狂が帰ってきた。

文=フィル・ヘイ
翻訳=町田敦夫
写真=ゲッティ イメージズ

 ブエノスアイレスのホテルで午前10時に始まった面談は、日付も変わろうかという午後11時まで続いた。マルセロ・ビエルサの強い主張で一度だけ食事を挟んだが、その時間でさえ彼らはフットボールの話をした。それも一般的な話や抽象的な話ではなく、リーズ・ユナイテッドのマネジメントに関する熱気あふれる具体論だった。そこに居合わせ、ビエルサの話を聞いた者たちは、彼がこの仕事を引き受けることを疑わなかった。

 リーズ側から交渉に赴いたフットボールダイレクターのヴィクトル・オルタとチーフエグゼクティブのアンガス・キニアは、他の監督候補とも接触を持っていた。しかしそのうちの一人はリーズの選手の名を一人も挙げることができず、悪い印象を残していた。その点、ビエルサは最初に誘いを受けたときから、昨シーズンのリーズの試合映像を徹夜で見たうえで、翌朝オルタに電話していた。アルゼンチンで実際に顔を合わせる頃には、リーズが忘れたいと思っていた昨シーズンの全試合を残らず頭に入れていた。

 オルタとキニアは極めて重要だと思われる質問を投げかけた。「チャンピオンシップについてどの程度知っているか」と。ビエルサはテーブルに紙片を広げ、リーグに所属する全チームのフォーメーションを概説してみせた。

クラブ施設から練習内容まで。ビエルサがすべてを変える

[写真]=Getty Images

 ビエルサが“エル・ロコ”(クレイジー)と呼ばれているのは、イカれているからというよりは、物事に深くのめり込む性分だからだ。彼の18-19シーズンは、中毒性の強いチームに加わるために7000マイル(約1万1200キロ)の彼方から飛来した、比類ない監督の物語だと言える。リーズ・ユナイテッドはイングランドフットボール界の究極の麻薬だ。ラベルには「健康に悪い」と注意書きがされているが、ひとたびそのクラブやホームタウン、そしてその魂の虜になったら、もはやそこから離れることはできない。

 ウェストハムもかつてビエルサを招聘しようとしたことがあるが、プレミアリーグでの最終順位を上げろという曖昧な指示しか彼に与えなかった。ビエルサにとって、それはさして意味のある目標ではない。一方、リーズからの指示は明確だった。15年間の下部リーグ暮らしに終止符を打て、というものだ。代わりにクラブは、これまでエランド・ロードで指揮を執ってきたどの監督よりも高額のサラリーを彼に提示した。

 今や60代を迎えたビエルサは、しかし金には無関心だった。契約年数にも最小限の関心しか示さず、リーズの首脳陣をおもしろがらせた。心の奥底では、彼はロサリオ(ブエノスアイレス北西の港町)生まれのロマンチストなのだ。地元のニューウェルス・オールドボーイズをサポートし、そこでプレーし、監督を務め、今も完全に心を奪われている。ニューウェルスは2009年、ホームスタジアムにビエルサの名を冠した。ビエルサは昨年、クラブの練習場に新施設を建てる資金として200万ポンド(約3億円)以上の私財を投じ、それに報いた。「贈り物をしているのではなく借りを返しているのだ」とビエルサは言った。「なぜなら私という人間を作ったのはこのクラブなのだから」

 リーズにも彼の心の同じような部分に触れる何かがあった。彼らは飢えたように救済を求めるファンを抱えた有名クラブなのだ。そのチームを指揮する仕事はロマンチックな魅力にあふれていた。

 スタイルと献身がビエルサのセールスポイントだ。彼はモダンな考え方の持ち主であり、1990年代前半から現在まで常に革新的と表現される戦術を採用してきた。そして実際の戦績によってその評判を高めてきた。

 昨シーズン前半にリーズを率いたトーマス・クリスティアンセンは、いつも人が羨むようなスーツを着てベンチに座っていたが、2018年1月に解任された。一方、ビエルサはベンチ前であれ、記者会見場であれ、練習場の外の通りであれ、日曜日に通うコーヒーショップであれ、ほとんど常にサイズの合わないクラブジャージを身につけている。

 クラブは当初、彼の住まいとして高級ホテルの一室を用意した。ところがビエルサは早々にホテル暮らしに飽き、ソープ・アーチにある練習場の近くに住むことを決めた。ウェザビーにアパートを見つけた彼は、フードをかぶり、ヘッドフォンを着け、リュックを背負って、片道45分の道のりを毎日徒歩で往復している。車で通りかかった記者が送りましょうかと申し出ても、彼は礼を言って断り、「歩くのが好きなんだ」と答える。あまりに長い時間、ソープ・アーチの監督室で過ごすので、改修によってベッドや簡易キッチンが入れられたほどだ。

 ブエノスアイレスでリーズの幹部と面談したとき、ビエルサは練習場の改築も進言していた。驚くべきことに、彼はすでに施設の図面も入手していて、選手たちがトレーニングの合間に休息を取るためのベッドや、ビリヤード台とプレイステーションを備えたリラックスエリアの新設を勧めた。ビエルサはまた、奇妙にも薪ストーブを入れて、選手たちに交代でその当番をさせたがった。

 リーズは言われたとおりに改築に取りかかり、クリスマス前後には工事を終えた。予定より1週間遅れたのは、ベッドの間の電灯のスイッチがきっかり中央にない、とビエルサが不平を言ったためだ。彼が次に注文したのは、ピーター・リッズデール元会長が大盤振るまいをしていた時代に作られ、今ではすっかり使われなくなっていたプールの改修だった。「選手たちがここで多くの時間を過ごすことを、クラブは考慮しなければならない」とビエルサは言った。

 トレーニングの中身も重視された。プレシーズンの練習は長く厳しく、日によっては3部練習が組まれたため、多くの選手は近くのホテルへの宿泊を余儀なくされた。彼らは体重や体脂肪を減らすことも命じられている。それによって疲れ知らずのポゼッションゲームに対応できるようになったチームは、シーズンの第1週から常にリーグの6位以内を確保してきた。右サイドバックのルーク・アイリングは3キロほど減量した。チェルシーからローンで加入したGKジャマル・ブラックマンは、11月に足を骨折するまで8キロも体重を絞っている。チームは8月に1日の休みを取って以来、2月まで練習を休むことがなかった。

 ハードスケジュールへの不満を配下のコーチに訴える選手はいたかもしれない。しかしビエルサの評判の高さのせいか、チームの秩序は完璧に保たれた。そして何より重要なのは、彼の手法が有効だと示されたことだった。

 2018年夏、リーズはビエルサに大枚をはたき、大株主のアンドレア・ラドリッツァーニは彼にすべてを賭けた。7月には約700万ポンド(約10億円)でミドルスブラからFWパトリック・バンフォードを獲得し、翌週にはその移籍金を工面するためにU-20イングランド代表MFのロナウド・ヴィエイラをサンプドリアに売却した。バンフォードは2人しかいない完全移籍組の1人で、ブラックマンを含む4人はローン移籍だった。さらに1月にはレアル・マドリードからGKキコ・カシージャを完全移籍で獲得した。

 ビエルサは基本的には順位表のBクラスに甘んじていた前シーズンの選手たちを起用し、クリスマスの時点で彼らを首位に押し上げてみせた。ニューフェイスで常時出場を続けていたのは左サイドバックのバリー・ダグラスだけだ。

 マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラやアトレティコ・マドリードのディエゴ・シネオネらを弟子に持つ名伯楽を連れてくれば、それまで負け犬だった選手たちもパフォーマンスが向上するという理論が証明された。

 ビエルサは選手たちを、自分の期待するプレーができるようになるまで鍛え上げる。ヘトヘトになるまでグラウンドを走らせ、戦術的な反復練習を重ね、多くのスタッフを使って個別に選手を指導させる。1年前に同じリーグですっかり途方に暮れていた選手たちが立ち直ったのは、部分的にはその成果だ。毎週水曜日には「マーダーボール」(殺人ボール)と呼ばれる練習のために45分が割かれる。11人対11人で、FKなし。常にインプレーの状態で戦うのだ。アシスタントコーチが審判をしているものの、タックルが飛び交う激戦になる。

 スウェーデン人DFのポントゥス・ヤンソンは、ビエルサが妥協を知らない男であると身をもって知った。「監督は『疲れるヤツはもっとハードに鍛えるべきだ』という哲学の持ち主なんだ」

 練習の厳しさとは裏腹に、ビエルサはチャンピオンシップの基準からすると少人数の戦力で戦っている。シニアとしてプロ契約を結んでいる選手は20人以下で、足りない戦力はアカデミーから引き上げる。18-19シーズンは23歳以下の7選手がトップデビューを果たし、未熟ながらも指揮官に合格点をもらった。ビエルサはローテーションを基本とする流行の考え方にもくみしない。「チームが勝ち続けていれば誰も疲れない」というのが彼の主張だ。控え選手が少なければ、それだけ不満を持つ選手も少なくなるという深謀遠慮もあるのだろう。

ビエルサの行くところに崇拝がついてくる

ビエルサ

[写真]=Getty Images

 革命を起こせば問題も持ち上がる。

 まずプレシーズンから故障者が続出した。1月にはビエルサのスタッフの一人が、ダービー・カウンティの練習場の外で目撃され、警備に止められるという出来事も起こった。ただちに「スパイ事件」と報道されると、ビエルサはチャンピオンシップの全クラブの練習場にスタッフを送り込んだことを認めた(実際に11クラブは練習を見ることができたという)。リーズはリーグ規約に反したとして、フットボールリーグから20万ポンド(約2900万円)の罰金を科された。

 しかし、ビエルサが悪びれることはなかった。対戦相手の練習を見に行くのは、アルゼンチンでは普通のことなのだ。アスレティック・ビルバオを指揮していた時期も、彼はすべての練習を公開で行っている。ダービーの一件の翌週、ビエルサは会見を開き、どんな直前分析をしていたかを66分間にわたって詳細に語っている。そして合法的に得た情報がこれだけたっぷりある以上、「対戦相手のプレーを知るために、その練習を見に行く必要などない」と断言した。

 だったらなぜそんなことをしたのか? 「そうすれば不安を抑えられるからだよ」とビエルサは認めた。「我々はそうやって情報を集めれば、勝利に近づけると思うものなんだ。たとえそれが事実でないとしてもね。私に関して言えば、あんな行為をしてしまったのは愚かだった」

 ビエルサのメディアへの露出は、限定的ではあるが興味深い。彼の考えやエピソードをポツリポツリと聞くうちに、その頭の中が少しずつ見えてくる。彼は単独インタビューを受けず、(スパイ疑惑のときを別にすれば)臨時の記者会見もしない。試合前後の会見をこなすのみだ。すべての記者が彼に質問したり、彼の話を聞いたりする同等の権利を持っていると、ビエルサは再三口にする。だが一部の南米メディアは、彼がキャリア初期にオフレコの発言を漏らされて痛い目を見ているからだと教えてくれた。

 いざ記者会見となれば、彼は時間制限なしに話す。リーズでの就任会見も80分以上続いた。実際、途中で間を置き、通訳に休憩が必要かと聞いたほどだ。鋭い視線はすべてのアイコンタクトを避け、たいていは床に向けられている。内心が顔に表れることもほとんどない。

 通訳のサリム・ラムラニは、ビエルサがマルセイユを率いていた頃に初めて彼と知り合い、リールにいた時期にスタッフに加わった。ラムラニの仕事はさほどうらやましいとは思えないものだ。フランス人の彼は、記者の英語をスペイン語に訳し、英語がまだ流暢でない監督のために回答を手助けする。結局のところ、今年7月に64歳になるビエルサにとって、今回がイングランドでの初仕事なのだ。彼が監督就任に同意したとき、リーズは英語のレッスンを手配した。

 ビエルサの行くところには崇拝がついてくる。コーチや選手、元選手らが彼に魅了され、彼を天才と呼ぶ。ビエルサがリーズに来てからというもの、母国アルゼンチンやドイツ、チリ、フランス、メキシコ、日本から取材陣が訪れた。

 彼の発言には哲学的なものもあれば、戦術的なものもある。だがビエルサの想像力が息づくのは戦術論を語るときだ。彼は対戦相手が1トップのときには「4-1-4-1」を、そして相手が2トップの場合は「3-3-1-3」を使う(後者のシステムを30年前にニューウェルスで使ったのが“エル・ロコ”というニックネームの起源だった)。選手たちは試合途中でも2つのシステムをスムーズに切り替えられるよう指導されていて、ウイングのハードワークと密集エリアの相互作用によって、立ちはだかる相手DFの壁を突破する。

 南米のフットボールに詳しいジャーナリスト、ティム・ビッカリーは、ビエルサのことを「ハイプレスの主唱者」と呼ぶ。その言葉どおり、彼のリーズがポゼッションで対戦相手を下回ったことはここまで一度しかない。

 ビエルサはしかし、今でも新しいやり方を取り入れることに意欲的だ。チャンピオンシップでも新たな発見がいくつかあった。例えばクリス・ワイルダーの率いるシェフィールド・ユナイテッドが、型破りなセンターバックの攻撃参加を見せることだ。「こんなアイデアの持ち主はほとんど見たことがなかった」とビエルサは言う。「私がやりたくてもできなかったことを、シェフィールド・Uは見せてくれている」

 記者会見でのビエルサの発言は、彼がどれほど長い旅をして、どれほど多くのものを見てきたかを折に触れて思い起こさせる。スウォンジー戦後になぜ最初のプランに固執するのかと何気なく質問されたときには(彼は以前「代替案を用意するのは良いことだと思われているが、私はその見方に同意しない」と述べたことがある)、エルナン・クレスポに対する8分間の公開謝罪が飛び出した。それもアルゼンチン代表監督を務めていた20年近くも前の、一見取るに足らない出来事をめぐってのものだ。ミラン、インテル、チェルシーなどで活躍したストライカーはその翌日、ツイッター上でその謝罪を受け入れている。

 ビエルサは戦術や技術については時代に応じたものを受け入れてきたが、フットボールのビジネス化や結果を偏重する風潮には心を痛めている。「プレーの美しさよりも結果を重視する我々全員の責任だ」と彼は言う。「いい比喩かどうか分からないし、話を大きくしすぎるかもしれないが、我々は地球を大事にしていない。 我々の子供たちが我々の行為の代償を支払うことになるんだ。フットボールだって同じことさ。なぜなら我々はフットボールを破壊しつつあり、将来、その悪影響を見ることになるのだからね」

 ビエルサを迎えたリーズは、「破壊」とは逆のプロセスを歩んでいる。チャンピオンシップの中位に低迷した忍従の日々に別れを告げ、スタジアムが常時満席になるシーズンがスタートした。シーズンチケットの保有者は2万2000人を超える。そしてプレミアリーグに復帰した場合、クラブ側は追加のシーズンチケットの販売を停止する予定だという。たまにしか観戦に来られないサポーターの席を確保しておくためだ。

 ビエルサの方針により、リーズの選手たちはホームゲームを含むすべての試合でホテルに前泊する。だからチームバスがエランド・ロードに到着すると、ファンに取り囲まれることになる。ホテルの一室では4人の分析担当者がビデオを編集し、ミーティングの合間にメッセージアプリを介してそれぞれの選手に必要な動画を送る。クラブスタッフはこれを「ミッション・コントロール」と呼び始めた。

サポーターに愛されるフットボールとその人柄

ビエルサ

[写真]=Getty Images

 記者会見では厳格な姿勢を崩さないビエルサも、大衆と触れ合うときにはまるで氷が解けたような言動を見せる。チームバスから降りたときに子供たちにキャンディを配ることもあれば、街中で出会ったサポーターをソープ・アーチに招待することもある。クリスマス前にはポケットマネーで、クラブに携帯電話やノートパソコン、大画面テレビや乗用車の購入を依頼した。そのうえで練習場のスタッフにくじを引かせ、すべてを景品として提供している。テレビは食堂のスタッフが手に入れ、 1万1000ポンド(約160万円)相当のフォルクスワーゲン・ポロは用具係がもらった(彼はそれを転売し、同僚と山分けしたそうだ)。

 選手たちとは一定の距離を置いているが(ビエルサは以前、「選手のことは愛しているが、親しくなると彼らは本当の私がどんな人間かを知り、あまり尊敬しなくなるだろう」と話している)、彼はリーズにもヨークシャー地方にも好感を抱いてきた。就任以来、彼は一度しかアルゼンチンに帰っていないという。

 リーズはビエルサにすべてを賭け、ビエルサはリーズにすべてを傾注した。彼が手を抜かないことは最初から明白だった。渡英初日にソープ・アーチを案内されたとき、ビエルサは誰かが壁に残した足跡を見つけて「この施設への敬意が足りない」と不満を述べていた。以来、彼の忍耐を試そうとするものは一人もいない。リーズは歴史的に問題の多いクラブで、政争に揺れたり、監督が周囲の混乱に翻弄されるのを放置したりしてきた。だがビエルサの権威は1日目から絶対だった。ロッカールームであれ役員室であれ、エランド・ロードには彼以上に評判高い人物は存在しなかったからだ。

 サポーターは彼のフットボールを愛し、人柄を愛している。謙虚さと知性とエキセントリックさが入り混じっているが、庶民的な人物でもある。7月にヨーク・シティとのプレシーズンマッチに臨んだ直後には、道端のマクドナルドにふらりと入店する姿がファンに撮影されている。

 リーズの出費がかさむのは避けられなかった。ビエルサとスタッフ陣(ボスの行く場所なら、どこであれすべてを捨ててついていく忠実な副官たちだ)は常にセットで、そのサラリーは合計300万ポンド(約4億4000万円)以上になる。一方、練習場の改修費用はすでに60万ポンド(約8700万円)に達した。

 選手の移籍金に比べれば大したことはないが、コーチ陣にかける費用としては高額だ。ラドリッツァーニはそこに賭け金を張り、プレミアリーグからの降格という2004年の悪夢の払拭と、トップリーグへの復帰を託した。

 当初、ビエルサを口説き落とすのは難しいと見られていた。ラドリッツァーニから電話するよう命じられたオルタは色よい返事をまるで期待していなかった。「彼に来てもらうなど不可能だと思いますよ」と断言さえしていた。しかし、ビエルサはやって来た。

 リーズは大金を賭けては失ってきたことで知られる。その彼らが、ついにジャックポットを引き当てたのかもしれない。

※この記事はサッカーキング No.003(2019年6月号)に掲載された記事を再編集したものです。

By サッカーキング編集部

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