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「究極の育成型クラブ」WE新規参入のC大阪ヤンマーレディースが新体制発表 新ユニもお披露目

2023.07.07

I神戸から“復帰”の脇阪(中央左)や背番号10の小山(右3)、新加入のザーラ(右2)らが登壇 [写真]=Photoraid

 2023-24シーズンから新たにWEリーグへ参入するセレッソ大阪ヤンマーレディースが7日、新体制発表会を行った。

 なでしこリーグで戦ってきたチームが満を持してWEリーグ参戦となる。新体制発表会では現時点での選手26名が発表。インドネシアから補強したFWザーラ・ムズダリファを除く25名が下部組織でのプレー経験を持つ、「究極の育成型クラブ」(佐伯真道ゼネラルマネジャー)となる。

 森島寛晃社長は「(プロの)男女2つのチームができました。理念、目指すビジョンに向かい、『SAKURA SPECTACLE』というスローガンの下、一丸となって戦っていきたいと思います」「WEリーグの中で輝いてほしいと思います。チャンピオン、WEリーグを引っ張るという高い目標を持ってやってほしいです」と、チームに期待を寄せた。

 チームは2月の皇后杯以降、WEリーグ参入のために公式戦ができていないが、鳥居塚伸人監督は「公式戦がない中で、選手は一生懸命戦ってくれています。若い選手ばかりなので、まずは個人戦術を徹底してやってきました。これからはチーム戦術に取り組み、旋風を巻き起こせたらなと思っています。プロを知らない選手も多く、チームも若い中、何ができるかというところで、楽しくアグレッシブなところを見せたいです。セレッソから世界に羽ばたく選手を目指しながら、チームで活躍できる選手を育てたいですし、新たな競争が始まると選手も自覚していると思います」と、力を込める。

 背番号10を背負うのは、2023年2月から約半年INAC神戸レオネッサに期限付き移籍し、一足早くプロリーグの舞台を経験した小山史乃観が背負う。「(WEリーグでは)思ったよりできる感触はありました。だからこそセレッソではもっとできるところを見せたい」と意気込んだ。

 インドネシアからの補強となるザーラは「日本の多くの文化が好きですが、特に規律の部分でインドネシアは時間にルーズだったりするので、日本はそういったところが素晴らしいと思っています。好きな日本食はもともと寿司でしたが、大阪に来てたこ焼きが好きになりました。インドネシアにもたこ焼きはありましたが、味が全然違うんです!」と笑顔で話し、チームへの順応も早そうな気配を見せた。自身としては、自国のサッカーをする子どもたちの手本となるようなプレーを見せたいと話し、「目標はチャンピオンになること」と掲げた。

 会見では新ユニフォームもお披露目。フィールドプレーヤーのホームユニフォームは上下ソックスがすべてピンク色となる。またアウェイ、GKのホーム、アウェイユニフォームのすべてで、シャツには大きな桜が散りばめられた。ホームの新ユニフォームで登場した田中智子は「セレッソの伝統的な8番をいただいているので、それに恥じないプレーをしたいです」と、チームの顔の一人として活躍を誓っている。

新ユニフォームもお披露目。田中(左2)らが着用して登壇 [写真]=Photoraid

By 小松春生

Web『サッカーキング』編集長

1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。イギリスと⚽️サッカーと🎤音楽と🤼‍♂️プロレスが好き

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