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「そんなにやられた感じはない」前半を振り返る鎌田大地、歴史が動いた要因は「対人で上回れたこと」

2025.10.14

 歴史的初勝利に貢献した日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)が、ブラジル代表戦を振り返った。

 14日、キリンチャレンジカップ2025で日本はブラジルと対戦。これまで13回対戦し、2分け11敗と勝利がなかった日本は、初勝利を目指してホームにブラジルを迎えた。しかし、前半に隙を突かれてしまい2失点を喫する展開となり、苦しい結果が待っているかと思われたが、後半にアグレッシブさを取り戻すと、南野拓実、中村敬斗、上田綺世と30分で3ゴールを奪い逆転勝利。歴史的な白星を記録した。

 この試合では佐野海舟とともにダブルボランチの一角で先発出場した鎌田。守備でも激しいチャージを見せるなど、中盤でブラジルと戦っていた。試合を振り返り「2点を入れられて、後半はリスクある守備の仕方をした時に、対人のところで相手を上回れたことは大きな要因かなと思います」とコメント。デュエルの場面でしっかりと戦えたことが勝因の1つだとした。

 前半はあまり強度高くいけないシーンもあり、失点した2つのシーンも隙を見せたところをやられてしまった。ただ「そんなにやられている感じはない」と振り返った鎌田。「やりたいことはできていましたけど、結局人数はいるけど横ずれが遅れたり、人数がいるだけで、勿体無い2失点の仕方だと思っていました」と、隙を作ってしまっての失点であり、力負けしていた感覚はなかったという。

 劇的な展開で後半に逆転に成功した日本。2022年のカタールW杯のドイツ代表戦やスペイン代表戦を思わせる強豪相手の勝利だが、しっかりと色を出しての勝利となった。鎌田は改めて勝てた要因を分析。「良い守備ができないと良い攻撃はできないので、今日に関しては後半は守備が良かったからこそ、攻撃の部分に繋がったと思いますし、ゼロから崩して点を取ったわけではないので、ボールを取って良いカウンターができてということだと思います」と、守備の安定感が勝つためには必要であると語った。

 歴史が動いたとはいえあくまでも親善試合。ワールドカップ本番とは異なるのは明らか。鎌田は「もちろん日本としては今日また新しい歴史を作れましたが、そういうところに自分がいられることも凄く嬉しいことですけど、自分たちはまだまだ上を目指しているので、こういったことを当たり前にしなければいけないですし、結果は日本にとって良かったと思います」と、歴史を変えられたものの、まだまだ高みを目指して行くと気を引き締めた。

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By サッカーキング編集部

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