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“不完全燃焼”の堂安律が攻撃面の課題を指摘「ボールを持つことにフォーカスしすぎた部分も」

2024.10.16

 日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選の第4節でオーストラリア代表とホームで対戦し、1-1の引き分けという結果に終わった。

 右ウイングバックとして先発し、62分までプレーしたMF堂安律は「僕たちがやりたいサッカーをやらせてもらえなかった。相手が戦術的に守ってきたなという印象」と試合を振り返り、「縦パスが有効的に入ってなかったし、(上田)綺世が少し孤立してた。僕もタケ(久保建英)と入れ替わったりしましたけど、それも分析されているような感じだった」との見解を示した。

 さらに、久保や三笘薫の一対一の場面も「カバーがいたし、クロスも高いボールは跳ね返された。そこのアイディアも足りなかったし、全体的に不完全燃焼な試合」と、統率されたオーストラリアの守備に苦戦したことを認めつつ、その一方で「最終予選なので、結果が求められる中で相手に勝ち点3を渡さなかったのは良かったかなと思います」とも続け、引き分けに持ち込み、オーストラリア代表との勝ち点5差を維持したことへの評価も口にした。

 失点した場面に関しては、「後半は相手が慣れてきている部分もありましたし、失点シーンの前の2〜3分は少しフワッとしている部分もあった」と語り、谷口彰悟のオウンゴール云々ではなく、「チームとしてちょっとフワッとしていた」と主張した。

 攻撃面の課題については、映像で振り返ってみないとわからないとはしつつ、「少し後ろが重かった印象がある」と述べ、ビルドアップの際に後ろの枚数を揃えすぎたとの考えを示し、相手の高いラインに対して「もっと背後をつくべきだった」と指摘。その意図に関しては「チームとしてあまり共有できなかったし、ボールを持つことにフォーカスしすぎたのかなというものある」と続け、「あくまで点をとるスポーツなので、ゴールにゴールにもっと向かうべきだった」との思いと共に、「押し込んでからのアイディア」を今後の課題に挙げた。

 次戦は11月15日、敵地でインドネシア代表と対戦する。

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By サッカーキング編集部

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