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W杯で痛感したGKの重要性…シュミットが日本の新たな守護神へ「勝負を分けるのはGKの差」

2023.03.23

日本代表に招集されているシュミット・ダニエル [写真]=兼子愼一郎

 日本代表に招集されているGKシュミット・ダニエルシント・トロイデン)が22日、メディア対応を行なった。

 昨年のFIFAワールドカップカタール2022で2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした日本代表。目標として掲げていたベスト8以上には及ばなかったものの、グループステージでドイツ代表とスペイン代表を撃破するなど、世界に大きなインパクトを与えた。カタールW杯後初の実戦、そして“新生・森保ジャパン”の初陣となる今月のキリンチャレンジカップ2023では、ウルグアイ代表とコロンビア代表と対戦する。

 初招集の4名を含め、昨年のカタールW杯を経験していないメンバーも数多く選出されている今回の日本代表。“W杯経験組”の1人でもあるシュミットは「僕はW杯を経験した何人かの中の一人なので、経験や大会で得たものを今まで代表の機会がなかった人たちに還元するのも自分の役割だと思っています」とコメント。続けて「良い集団になるためにどうしていくか、ということに関してはW杯でよく見たので、それを伝えられるようにするのが仕事の1つだと思います」と語った。

 チームを救う好セーブを連発した権田修一清水エスパルス)をはじめ、GKの活躍が目立ったカタールW杯。シュミットも「GKが目立った大会でした」と認めたうえで「拮抗した試合が多い中で、勝負を分けるのはGKの差だと感じました。勝利に貢献できるGKがいる国が強いと思ったので、自分もそうなりたいと思います」と大会を回想。GKとしてチームに貢献したい点については次のように語った。

「シンプルですけど、まずはシュートを止めること。それに尽きると思います。そのうえで、危ない場面を減らすために、クロスボールに飛び出すとか、簡単にクリアして相手にボールを渡さないとか、そういったところも重要な要素だと思います」

 続けて、ビルドアップでの貢献について問われると「自分たちのビルドアップの形をよく理解すること。その上で味方の立ち位置を把握し、視野を確保してパスを供給するということは重要な要素だと思います」と返答し、「ボール保持の時間を長くするためにはGKの関わりも必要なので、意識してやっていきたいです」と語った。

 カタールW杯時の正GK権田を欠く今回の日本代表。ウルグアイ戦でのスタメン起用が予想されるシュミットは「まずは無失点で終えたいです。W杯を踏まえてたくさんの人が見てくれると思うので、魅力的な試合を見せれるように、チームとして良い試合をしたいと思います」と意気込みを示した。

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