日本代表のメンバー発表会見に臨んだ森保一監督[写真=JFA]
日本サッカー協会(JFA)は16日、3月のFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選に臨む日本代表のメンバーを発表。同代表を率いる森保一監督がメンバー選考の意図や大一番となるオーストラリア戦に向けた意気込みなどを語った。
最終予選も残り2試合となるなか、森保監督は「まずはこれまで通り目の前の一戦に最善の準備をして、勝利を目指して全力を尽くすことをやっていきたい。次の対戦相手のオーストラリアとは完全アウェイでの難しい戦いになると思うが、我々の方がW杯に出場したいという強い気持ちを持って最後まで戦い抜いて勝利し、応援してくれるみなさんに喜んでもらえるように、目の前の一戦に全力を尽くしたい」とコメントし、勝利に向けた強い決意を示した。
24日の試合でオーストラリア戦に勝利すると、7大会連続でのW杯出場が決定することになるが、サウジアラビアに敗れてからは背水の戦いが続いており、「これまで毎試合が大一番だと思って戦ってきた」と主張。「掴み取るという気持ちを忘れず、プレッシャーを乗り越えてきたので、選手たちにはやってきたことに自信を持ってもらいたい」と続け、対戦相手のオーストライアについては「フィジカル的にも非常に強く、テクニックもありチームとしての組織力も兼ね備えてたチーム」と評価した。
そのオーストラリア戦は敵地での試合ということもあり、「厳しく難しい戦いになると思う」との見解を示し、「オプションを準備しておく必要はある。そこは状況によって、選手たちと共有しながら使い分けていけるように、与えられた期間の中で最善の準備をしていきたい」ともコメント。様々な試合展開を想定して準備を行なっていく考えを示した。
その中で、今回は23名ではなく、27名の選手を招集。様々な不足の事態に備えつつ、「選手の状態を見ながら誰を起用するのか考えていきたい」と語り、所属クラブで存在感を発揮しているセルティックのMF旗手怜央や、ユニオン・サンジロワーズのMF三笘薫といったアタッカー陣への期待も口にした。また、コンディション面が心配されている神戸のFW大迫勇也や、FC東京のDF長友佑都に関しても問題ないとの認識を示しつつ、週末の試合を含めて状態を見極めていく意向を語った。
ここまでのアジア最終予選を6勝2敗でグループBの2位につける日本代表は、24日にアウェイでオーストラリア代表と、29日にホームでベトナム代表とそれぞれ対戦する。
By サッカーキング編集部
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