日本代表に初招集された三笘
日本代表MF三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)が10日、メディア対応を行なった。
日本代表に初招集された三笘は「初めて呼ばれた嬉しい気持ちと、最終予選の厳しい戦いの中での招集なので、すごく責任も感じている」とコメント。今夏には川崎フロンターレからブライトンへと完全移籍し、ユニオン・サンジロワーズへとレンタル移籍で加入している同選手は「日本でやっていたプレースタイルを継続できているところが一つよかった点」と明かしつつ、「まだまだデュエルやフィジカルのところが足りない」と課題も口にした。
新天地ではチームの事情もあり、左ウィングバック(WB)としての出場機会が多い三笘。これまでとは違うポジションでの出場については、「試合に出るためにWBが最適だったところはある。その中でどれだけチームの力に慣れるかを試されている。そこを意識しながら、チームの勝利に貢献できるようなプレーを目指してやっています」と語った。
自身初の海外移籍を果たした三笘は「まず自分がどんな選手かを認めさせないといけないところと、わかってもらわないといけなかったから練習からアピールした」と加入当初を振り返りつつ、「結局は試合で結果を出さないと認めてくれないので、最初の頃はもがきながらやっていた」ことも明かした。
「日本のときはコミュニケーションがやりやすく、わかってくれる選手も多かったので、コミュニケーションを取らなくてもプレーをすれば認めてくれるところは多かった。やはり外国人選手ですし、誰かわからない中、どういう選手かをわかってもらうこと。監督、コーチ、スタッフに信頼してもらえるプレーをしなければならない。そこについては練習から100パーセントでやっていましたし、そういう姿勢を評価してもらいながら少しずつ出場機会が得られたと思う。スタートの頃の気持ちに戻って、サバイバルじゃないですけど、自分の中でまた一からやっていくというメンタルでやっていました」
FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選に臨む日本代表は11日にベトナム代表と16日にオマーン代表と対戦する。初出場に向けて三笘は「どんなプレーでも日本の勝利のために貢献できたらいいと思う。もちろん、試合に出れるか出れないかはわからない状況なので、しっかりとチームの力になれればいい」と意気込みを語った。
By サッカーキング編集部
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