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海外挑戦決意のMF田中碧が告白…数日間のドイツ滞在で感じた「価値観の違い」とは?

オンラインでの取材に応じた田中

 7日、U-24日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)がオンラインでの取材に応じた。

 今年6月26日、田中は川崎フロンターレからブンデスリーガ2部のデュッセルドルフに買取オプション付きで期限付き移籍することが発表された。東京オリンピック開幕を目前に控えたなかでの移籍について、田中は以下のように語った。

「五輪後に移籍するという選択肢もありましたが、チームへの合流が遅れることのデメリットを感じていました。五輪が終わってからチームを決めて、合流して、となると環境が整わないし、海外なら言語も違うので簡単ではない。デュッセルドルフはこのタイミングで『欲しい』と言ってくれましたし、代表活動の前に時間もありました。練習にも参加できましたし、チームメイトとコミュニケーションが取れたことは大きいと思います。五輪後にオファーがくるかどうかも分からなかった。自分に自信を持っていますが、このタイミングで決断したいと感じました」

 移籍に関しては、“先駆者”のMF遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)からアドバイスを受けたという。また、数日間ではあるもののドイツに渡った田中は「試合もやっていないのでそんなに分からないですが、日本との違いを多く感じました」と、新天地で得られた感覚について言及。「下手な選手もいますし、日本の選手の方が上手いと感じる部分もたくさんある」と語る一方で「『上手い』ことはただ一つの武器でしかない。日本だと『上手い』ことが頂点にありますが、それだけでなく『速い』『点が取れる』などの長所が横一線だなと。そこの価値観の違いを一番感じました」と、海外挑戦において重要となるであろう要素に触れた。

 いよいよ、東京オリンピックの開幕が間近に迫ってきている。田中は、東京オリンピックのメンバーに選出されたことについて率直な感想を述べた。

「(選出は)もちろん嬉しく思います。僕たちは金メダルを取るためにここまでやってきましたが、代表メンバーに入れなかった選手もいます。結果を出せば、その選手たちのためにもなるし、日本サッカーの価値も上がると思う」

 東京オリンピック本番へ向けて、U-24日本代表は12日に国際親善試合のU-24ホンジュラス代表戦、17日にU-24スペイン代表戦を予定している。田中は「どちらの相手も力のあるチーム。どれだけできるか楽しみですし、学べることもあると思う。100%の力をぶつけて、何を得られたのかを考えて、本番へ向かいたいです」と意気込んだ。また、チームとして向上させていくべき部分について、田中は「試合中のシビアな判断」を挙げた。

「本番でも、今回の親善試合でもそうですが、冷静にゲームコントロールをすることが大事。ボールを保持するのか、前に行くのか、ステイするのか、そういった判断はよりシビアにやらないといけません。五輪では、まずは初戦のU-24南アフリカ代表戦が大事。勝つか負けるかでその後が全然変わってくるので、フォーカスして挑まないといけない」

 自らが求められる役割について「前の選手たちにボールを届けること」と語る田中。「守備では自分でボールを取ることが求められる。前線の選手たちの活躍が目立っていて、僕が目立っていなければ、それだけ自分の仕事を遂行できているということ。気持ち良くプレーしてもらえるようにプレーできれば」と、個人の目標を述べた。

 U-24日本代表は22日、東京オリンピック開幕戦となるグループステージ第1節・U-24南アフリカ代表戦を迎える。

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