セリエA第28節が8日に行われ、ミランとインテルが対戦した。
勝ち点10差も2位のミラン(勝ち点57)と首位のインテル(勝ち点67)という頂上決戦の形となった今季2度目のミラノ・ダービー。
前節、クレモネーゼ相手の勝利で2試合ぶりの白星を挙げたミランはシーズンダブルを狙うホーム開催のダービーで先発1人を変更。ダヴィデ・バルテサーギに代えてペルビス・エストゥピニャンを左ウイングバックに起用した。
一方、前回のダービーで敗れて以降、14勝1分けの15戦無敗と驚異的なペースで勝ち点を積み上げてきたインテル。0-0のドローに終わったコッパ・イタリア準決勝ファーストレグのコモ戦からは先発8人を変更。主力を揃って復帰させた一方、2トップはアンジェ・ヨアン・ボニー、フランチェスコ・ピーオ・エスポジトが初めて先発でコンビを組んだ。
熱狂のサン・シーロで幕を開けたダービー。開始直後の3分にはインテルのビルドアップのミスを突いたミランがクリスティアン・プリシッチのお膳立てからペナルティアーク付近のルカ・モドリッチが右足を振るが、このシュートはわずかに枠の右へ外れる。
開始早々の先制点とはならなかったが、これでリズムを掴んだホームチームは前から圧力をかけ続ける。対するインテルも10分を過ぎた辺りからボールを保持し、徐々に押し返していく。
前半半ばを迎えたこう着状態が続いていたが、30分過ぎに一気に試合が動く。
まずは34分、カウンターからペナルティアーク付近で鮮やかな中央突破を仕掛けたヘンリク・ムヒタリアンがゴール前に持ち込む決定機。だが、GKとの1対1では最後まで我慢してしっかりと面を作ったGKマイク・メニャンのビッグセーブに阻まれる。
すると、直後の35分には相手陣内右サイドでのパス交換からラファエル・レオンの落としを中央で受けたユスフ・フォファナが左サイドで背後を狙うエストゥピニャンへ絶妙なスルーパスを供給。このままボックス内に持ち込んだ左ウイングバックがニア上へ強烈な左足シュートを突き刺し、エクアドル代表DFのセリエA初ゴールでホームのミランが先制に成功した。
前半のうちにスコアが動いたことで、ここから試合はよりオープンな展開に。リードを得て勢いづくミランがフォファナらを起点に厚みのある攻撃で追加点に迫った一方、インテルも前半終了間際にニコロ・バレッラが際どいミドルシュートを放つなど、後半の反撃へつながりそうな良い場面も作り出した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半は立ち上がりからインテルが猛攻を仕掛けていく。70%を超えるボール保持率で押し込むと、サイドを起点に攻撃を仕掛けていく。54分にはバレッラの右サイド深くでのボール奪取からショートカウンターに持ち込むと、ボックス内で冷静にクロスを中央へ落としたムヒタリアンのお膳立てからフェデリコ・ディマルコが左足を振る。だが、この絶好機でシュートをふかしてしまった。
このまま押し切りたいアウェイチームは59分、ルイス・エンリケとムヒタリアンを下げてデンゼル・ダンフリース、ペタル・スチッチを同時投入。さらに、69分には激しい接触プレーで痛めたアレッサンドロ・バストーニとバレッラを下げて、カルロス・アウグスト、ダヴィデ・フラッテージをピッチに送り込む。
一方、後半は耐える展開が続いたミランは73分、先制点の起点となったレオンとフォファナを下げてニクラス・フュルクルク、サムエレ・リッチを同時投入。以降は少しずつゲームを落ち着かせる。
押し込む展開ながらアタッキングサードで効果的な崩しを見せられないインテル。80分にはヤン・ビセックを下げてアンディ・ディウフを最後のカードとして切り、ほぼ2バックの[4-2-3-1]の攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかる。
後半最終盤は専守防衛のミランに対して、インテルがリスクを冒して攻め続ける。後半アディショナルタイムにはボックス内でリッチの手に当る際どい場面やマヌエル・アカンジのヘディングシュートがあったが、PKや劇的な同点ゴールとはならず。
最後まで高い守備意識で虎の子の1点を守り切ったホームチームが前回対戦に続くウノゼロでシーズンダブルを達成。勝ち点差を「7」に縮めた。一方、再びライバルに敗れたインテルはリーグ16戦ぶりの黒星となった。
【得点者】
1-0 35分 ペルビス・エストゥピニャン(ミラン)
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By サッカーキング編集部
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