OA枠3選手に期待を寄せるU－24日本代表の横内監督「経験値は他の選手よりかなり高い」

　U－24日本代表を率いる横内昭展監督が2日、オンライン上での取材対応を実施した。

　日本代表と3日に対戦する予定だったジャマイカ代表20選手のうち、10選手が義務付けられた5月31日までの来日が出発前検査の方法等を理由にフライトに間に合わず、開催不可能となった。これを受け、同日に日本代表vsU－24日本代表の試合が開催されることが発表された。

　急遽日本代表との対戦が決定したことを受け、横内監督は「あ、ここにゲーム入るんだと、すぐスケジュールの計算をしました。明日の試合までの日程を浮かべ、ガーナ戦への日程、移動のプランを考えました」と言及し、中1日で迎える5日のU－24ガーナ代表についても次のように語った。

「5日のガーナ戦に向けてコンディションを整えていたので、難しさは少しあるが、選手は明日に向けてポジティブに捉えている。難しいですが、明日に向けて全員がコンディションをあげてくれている。明日を見て、またガーナ戦に向けて考えていきたいです」

　東京オリンピックに向けて今回の活動からオーバーエイジ（OA）枠として吉田麻也と酒井宏樹、遠藤航の3名がU－24日本代表に合流している。3選手について横内監督は「経験値は他のU－24の選手よりもかなり高いので、まずそこを還元してほしい。プレーとしても違いを見せてほしいと思っているし、それを見せられる3人だと思う」と期待を寄せた。

　また、3日の日本代表戦に向けては「紅白戦を練習でやることはあるし、U－24の選手がA代表に参加もしているのでやってはいるが、試合は初。緊張感のある中、A代表とできることは強化する上で大切な場だと思っている」と重要な一戦であることを強調しつつ、「A代表もU－24も同じコンセプトでやっているが、僕らはA代表だからというより、U－24のこのメンバーでコンセプトにどれだけフォーカスできるかをやっていきたい」と意気込みを語った。