U-24日本代表の菅原由勢 [写真]=JFA
U-24日本代表は26日と29日に行われる『SAISON CARD CUP 2021』でU-24アルゼンチン代表と対戦する。招集されている菅原由勢(AZ/オランダ)がオンライン上での取材対応を実施した。
昨年10月に行われたカメルーン代表戦でA代表デビューを果たした菅原は、五輪世代での活動は2019年11月のコロンビア代表戦以来となる。久しぶりの活動となる同選手は「違う思いはそこまで僕自身ない」とコメント。「この大会が決まってから金メダルを目指して戦っていましたし、それを目指すチームの力になりたいと思っていた。海外で勉強できること、学べることは学んできたつもりです。試合中、ピッチ外含めていろいろなことを学んできているので、より一層、チームに貢献できるようになっていると思うし、貢献しないといけないと思っている。同時に、金メダルへの思いは今も昔も変わらずに強いので、金メダルを取るために大事な2試合になるので、一つ一つを大事にしながらやっていきたいです」と東京オリンピックへの思いを明かした。
A代表を経験したことで「コミュニケーションやピッチ内の雰囲気作りがとても大事」であることを感じたという菅原。「試合への持っていき方、例えば戦術的な話も常にベストな方法を探り続けるというところは、僕の中でA代表で感じたところでもある。常に選手同士で解決策を探していた印象がある。そこは還元というか必要だと感じた」と五輪世代に必要なことを語った。
「練習の質の高さ含め、簡単なミスはない練習環境で、だからこそピリッとしている。そこは発信していくこともそうですし、自分が練習の中で見せていく必要があると思う。酒井(宏樹)選手、室屋(成)選手もずっとA代表にいて、ある程度の基準をいろいろな方が持っていると思うが、まずは自分がどれだけの選手になれるかが大事」と強調した。
「クラブで見れば、マルセイユ、ハノーファーというクラブでプレーしていて、それに比べると、オランダリーグはまだまだ名前は劣ると思います。ただ自分がいいプレーをして、幅を広げることで、僕の所属クラブが4大リーグのクラブになれば、そこの基準に入れると思う。だからこそ毎試合が大事になってくる。毎試合いいプレーをしていれば、どこのチームにいても代表にも入ってこられると思う。酒井選手、室屋選手の壁は厚いが、まずは僕がやるべきことを整理して、毎日向き合えば、そこに到達できると思うので、今は自分のやるべきことに集中していきたい」
また、26日と29日に対戦するアルゼンチン代表の印象について菅原は「アルゼンチンが五輪に出る、出ないは関係なく、世界のトップレベルの国なので、決まってから楽しみだった」と明かし、「どういう戦い、どういうサッカーをするかの楽しみもある。東京五輪世代のインテルやアヤックスの選手などは来ていないが、現状で100パーセントの選手が来ている。僕自身、久々に南米の選手とやるので、駆け引きや一対一やワンツーを使って崩すのがうまい選手だと思うので、楽しみです」と意気込みを語った。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト