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香川真司が渡独、決意新たに「原点立ち返る」 猛暑の運動にも警鐘「スポーツ界で考えないと」

2018.07.25

渡独前、空港で取材に応じた香川

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、新シーズンに向けて25日に出国した。

 ロシア・ワールドカップを終え、つかの間となったオフシーズンだが、「腹いっぱいです。満喫できたので、しっかりと次に向けてやるだけです」とコメント。休養の間も自身が主催するチャリティーイベントの実施など、精力的に活動したが、「僕自身がサッカーを通じてやりたいと考えている中、たくさんの方がサポートしてくれました。W杯というものの皆さんに与える影響力の高さも感じました。被害に遭われた方を、少しでもサポートしていただければ」と、ピッチ外で特に力を入れている活動について、改めて大切さを話した。

 コンディションは「キャンプをしたわけではないので、これから」と話す一方、国内で自主トレをした際の炎天下が「危ないと感じた」ようで、「異常気象と言えるよう中、スポーツ界として考えていかないといけない」と警鐘を鳴らしている。

 オフ中に、日本代表として戦うことについて向き合ったようで、「代表は自分の誇りでもありますし、長い間プレーさせてもらい、W杯という舞台も改めて経験させてもらいました。素晴らしいと感じています。ただ、よりよいものを作っていかないといけない。いろいろなところで課題を感じています。積み上げやプロセスが非常に大事ですし、そういったところにこだわってやっていかないといけないと感じています」と決意を新たに。

 その日本代表ではロシア大会でもコーチとしてともに戦った森保一氏が、新監督最有力と報じられているが、「僕はアンダー世代から一緒にやらせていただいています。Jリーグでの実績も十分ですし、一番大事なこととして、今回のW杯を一緒に戦いました。正式に決まったことではないので、わかりませんが、もしそうなれば楽しみですね」と、印象を語る。

 一部では今夏にドルトムントから移籍するのではないかと報じられたが、「報道で知ることもたくさんあり、それで想像以上の反響もありました。僕は何も聞いていませんし、まずはドルトムント、新しい監督の下でトレーニングを続けていきます」と、オファー等について否定。

「この一年、この一カ月が非常に大事だと思っています。4年前、ブラジルW杯を経て、自信を無くし、悔しい経験をしました。W杯後は目標を見失いがちですし、自分自身もその経験しています。改めて目標を定めて、高いモチベーションでやっていきたい」と、新シーズンに向けて意気込む香川は、「とことん自分自身と向き合って、プレースタイルと向き合って、トライしていきたいです。攻撃の選手ですし、リスクを冒してやり続けられるか、そこの原点に立ち返ってやっていきたいです」と、力強く話して、日本を後にしている。

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