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本田圭佑が語るチーム状態「停滞感は一切ない」…スイス戦の位置付けは?

2018.06.07

チーム状態について自身の思いを明かした本田圭佑 [写真]=Getty Images

 FW本田圭佑(パチューカ)が、自身3度目のFIFAワールドカップに向けた準備の日々を、過去の経験と照らして分析した。本田は「前に進んでいる。停滞感は一切ないです」と現状について語っている。

 2018 FIFAワールドカップ ロシアに向けてオーストリア・ゼーフェルトで合宿中の日本代表は6日、ウォーミングアップを行った冒頭の15分のみを公開し、その後の非公開練習では8日の国際親善試合・スイス戦(ルガーノ)に向けて戦術練習を行った。

 本田は「役割のパターンが、誰と出るかによって微妙に変わってくるな、という印象をこの2日、3日の戦術練習で感じています。詳細を詰める作業は、今までしばらくなかったという印象なので、まだまだなんですけど。新しい一歩は踏み出せているな、という感じは本当にしていますね」と心境を明かし、[4-2-3-1]の“トップ下”に入ることが多い自身のプレーと連係について、以下のように続けている。

「いろいろな組み合わせがあると思っていて。自分がトップ下で固定されているとも思ってもいないですし。サイドのメンバーもスピードがあるタイプじゃなくて、ゲームメイカータイプで出るケースもあるだろうし。今は“俺か、(香川)真司か”みたいな選択になっていますけど、俺と真司の共存もあり得るでしょうし」

 日本は8日にスイス代表と、12日にパラグアイ代表とW杯前のテストマッチを行う。本田はまず、「組織的なイメージが強く、国民性が出ているのかなという印象を受けています」というスイスとの戦いに目を向け、「絶対に試したいことは出して、そこで勝ちに行くと。勝ちに行くというところまでこだわってやりたいと思います」と抱負を語った。

 さらに本田は、8年前の南アフリカ大会開幕前におけるチーム状態との比較を問われ、「内容も全然違うし、同じではないですよね。求められているものも違うと思っていて、戦術においても全然違うので。作業も、自分の立場もまるっきし違います」と前置きしつつ、「言えることとすれば、全部はまだまだ決まっていないです。でも、決まり始めているというのがポジティブな面だし、前に進んでいます。停滞感は一切ないですし、みんなが努力しています」と語った。

 そして2つのテストマッチの位置付けについて、「段階を経て、という作業の青写真はあるか」と問われ、「もちろん」と即答。「手応えがたぶん、スイス戦に出ると思います。そこでもちろん、最悪のケースも想定しないといけない。でもそのワーストケースが南アフリカの守備のやり方なので。全部がダメになっても、あのやり方はできると思っています」と、“立ち返る場所”があることを強調していた。

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