前回招集時に続く負傷離脱となった大島だが、すでに視点は復帰後にあるようだ [写真]=Getty Images
日本代表は26日、翌日に控えた「キリンチャレンジカップ2018 in EUROPE」ウクライナ戦に向けて、ベルギーで前日練習を行った。
23日に行われたマリ戦で負傷交代となったMF大島僚太は「すぐに飛行機に乗ってというよりは、まずはこっちでリハビリをやったほうがいい」というメディカルの判断の下、チームに残留したが、練習には参加せず室内に引き上げた。
全体練習が終わった後、取材に応じた大島は「ウクライナ戦の出場は難しいか?」との質問に「はい」と解答。だが、復帰までには「そんなにかからないと思う」と軽傷であることを明かした。
マリ戦では負傷した34分まで攻守にわたって印象的なプレーを披露。大島の交代後に流れが悪くなった日本代表は“仮想セネガル”相手に1-1で試合を終え、課題を多く残す結果となった。
しかし「ミーティングはしましたけど、振り返るというよりはすぐ次の試合に向けての話し合いをしていました」とすでにチームの焦点はウクライナ戦に当てられていることを明かした大島は「もうちょっと試合に出たかった」とそこに加われない無念の心情を語った。
「(ケガから)復帰したらJリーグは始まっているし、そっちに集中します。この(日本代表)チームは球際の強さやプレッシャーといったものがすごく求められているので、そういったところはJリーグでも活かせると思います」
それでも、前回招集された昨年12月のEAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会に続く負傷離脱にも、前向きな姿勢を崩さない大島。
「(守備では)どうボールを奪うのか、相手にとって何をやられたら嫌か、つなぐところで言えばどうビルドアップをしたら有効かという2つは見ていきたい」
「Jリーグに関して言えばある程度わかった上でやれるので、普段やらない相手とか、特徴がわからない相手とやる時は試合の中で臨機応変にできないといけないので(ウクライナ戦は)しっかり外から見たいと思います」と、最後にチームメイトの戦いを見て、さらなる成長につなげる向上心を明かした。
By サッカーキング編集部
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