久々の日本代表に招集された権田
久々の日本代表で「楽しさ」を感じているのはGK権田修一(サガン鳥栖)だ。
9日から始まるEAFF E-1サッカー選手権2017 決勝大会に招集された権田は、前回大会では出場を辞退。今回はチームのために、優勝に向けて闘志を燃やした。
「前の大会では、いいプレーした選手が実際にワールドカップに行ってました。前例があるので、今回選ばれた選手たちのモチベーションはすごく高いです。個人としてもチームとしてもしっかり結果を残して、若い選手を引っ張っていければ理想ですね。僕も(年齢が)上の方になったので」
代表に呼ばれていない間、SVホルンで武者修行を経験した。「選ばれない限り、クラブで結果を残すしかない。ホルンでいい経験もできたし、今年は鳥栖に加入して頑張ってきました。大切なのは代表仕様のプレーに変えることではなくて、鳥栖で評価された部分をいつも通りだすことだと思います」
これまで日本代表に呼ばれることはあっても、出場機会を得るのは難しかった。2014 FIFAワールドカップブラジル大会にも選ばれたが、グループステージで敗退するチームをベンチで見るにとどまった。
「僕は出ていないですから、何か言えることはありません。それにこの前ブラジルとやった選手はすごいって口を揃えて言いますけど、僕はトップを知っているわけではない。だからこれまで世界のレベルを経験できていないんです。今回の代表生活では、今までとは違うものを得られればいいかなと思います」
笑顔の裏に熱意を携え、初戦に向けて準備に励んでいる。