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代表“生き残り”へ…初先発に期待がかかるFW杉本「危機感をもって」

2017.10.09

日産スタジアムでトレーニングを行った杉本健勇 [写真]=三浦彩乃

「結果やプレーで見せないと、この中には残っていけない」。FW杉本健勇(セレッソ大阪)が、ワールドカップへの“生き残り”をかけて「いい危機感」でハイチ代表戦に臨む。

 日本代表は9日、翌日に迫ったキリンチャレンジカップ・ハイチ戦に向けて試合会場となる日産スタジアムでトレーニングを実施。練習前の会見ではヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「出ていない選手にチャンスを与えたい」とニュージーランド代表戦からの大幅なメンバーチェンジを示唆した。

 ニュージーランド戦で60分からの出場となった杉本は、スタメン出場に期待がかかる選手の一人だ。「(途中出場は)流れを変えなきゃいけないし、セレッソではそういった状況が少ないですけど、難しいとかは言っていられない」と自身の立場を理解しつつ、「先発で出たらまたちょっと違うので、明日チャンスがもらえたらしっかり自分のプレーを見せたいです」と自信も覗かせている。

 11月には欧州遠征で強豪国(ブラジル・ベルギー)との対戦を控えているが、DF吉田麻也(サウサンプトン)が「その2試合はベストメンバーで臨まなければいけないと思うので、今回がテストできる最後の試合」と話したように、ハイチ戦は単なる親善試合以上の意味を持っている。

 杉本もそれを理解しており、「結果だったりプレーで見せないとこの中には残っていけないので、いい危機感はもっています」と言及。ただ、「周りを生かさないと自分も生かしてもらえないと思います。メンバーが変われば全員アピールしたいし、全員が自分のプレーを見せたいだろうし、自分もそうです。でも自分よがりのプレーばかりになるのではなく、落ち着いて周りを見てできるようにと思っています」と、“生き残り”のために周りを生かすプレーを心がけていくつもりだ。

 ニュージーランド戦後の「健勇は高いボールのほうがいいと思って上げた」(乾貴士=エイバル)、「健勇だけを狙っていた」(小林祐希=ヘーレンフェーン)という言葉からもわかるように、チームメイトも杉本の代表初ゴールを望んでいる。そんな期待を「めっちゃうれしいです」と素直に受け止めた杉本は「ゴール前で違いを見せたい。どんどん勝負していきたいです」と闘志を燃やしている。

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