タイ戦に先発出場し、チーム2点目をマークした浅野拓磨 [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の第2戦が6日にタイ・バンコクで行われ、日本代表はタイ代表を2-0で下し、同予選初白星を挙げた。
先発起用に応え、後半に貴重な追加点をマークした浅野拓磨(シュトゥットガルト)は試合後、「気持ちで押し込みました」とゴールを振り返った。
初戦のUAE(アラブ首長国連邦)代表戦で後半途中からピッチに立った浅野は、同点ゴールかに見えるシュートを放ったが、主審にゴールラインを割っていないと判断され、チームは1-2で敗戦。周囲は判定への不満を口にしたが、自身は「シュートミス」と悔やんでいた。
だが、勝利が必須のタイ戦で先発に抜擢されると、1-0で迎えた76分、浮き玉のパスに反応し、DFがコントロールミスしたボールをカット。このままエリア内に侵入し、右足でシュートをねじ込んだ。
「ハセさん(長谷部誠)がいいボールを出してくれたんで。まあ、僕の動き出しのタイミングとちょっと合わなかったですけど、グラウンドも悪かったですし、自分の中ではボールを触ったらなんとかなるかなと思って。シュートは気持ちで押し込みましたし、やっと入って良かったなという感じです」と得点シーンについて言及し、安堵の表情を浮かべた。
続けて、「これだけすごい(アウェーの)雰囲気の中でプレーできたのは僕自身幸せだなとは思います。アウェーでもこんな雰囲気でできて良かったなとは思います」と貴重な経験になったと話した一方、「もっともっと早くゴールも決められたと思いますし、試合が決まったと思うので、そこは課題としてやっていかないといけないなと思います」と、今後へ向けた課題も口にしている。
日本代表は10月6日にホームで行われるW杯アジア最終予選の第3戦でイラク代表と対戦する。