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ハリル、欧州視察で内田、武藤の負傷状況を確認「復帰を楽しみにしている」

2016.02.15

ドルトムント対ハノーファーの試合を観戦したハリルホジッチ監督 [写真]=ムツ カワモリ

 日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、ヨーロッパでプレーする日本人選手の視察に訪れた。15日、同監督が日本サッカー協会(JFA)を通じてコメントした。

 2月初頭から欧州視察を行っているハリルホジッチ監督は、13日に行われたブンデスリーガ第21節のMF香川真司が所属するドルトムントとDF酒井宏樹、MF山口蛍、MF清武弘嗣が所属するハノーファーの試合を観戦。移籍直後の山口には「しっかり前を向いてポジションを取ってほしい」と伝えたという。

 また、試合後には香川、シャルケのDF内田篤人と会食の機会を設けた。負傷からの復帰が近づく内田とはケガの回復状況を確認しながら、「復帰を楽しみにしているが、焦らないように」と言葉をかけた。また、香川とは代表での課題や意見交換を行い、「非常に良い時間を過ごせた」とコメントしている。

 翌14日には、フランクフルトのMF長谷部誠、マインツのFW武藤嘉紀と昼食をともにした。武藤とは負傷状況について話し合い、「経過は順調そうでよかった」と回復が進んでいることを明かした。また長谷部については「キャプテンという立場の彼と、今後の代表活動に向けた準備など、深い話をすることができた」とみっちり話し合った模様だ。

 続いて、ハリルホジッチ監督はロンドンへ飛び、ダンディー・ユナイテッドのGK川島永嗣レスターのFW岡崎慎司サウサンプトンのDF吉田麻也と夕食をとり、それぞれとコミュニケーションを深めた。所属クラブが決まった川島については「試合に戻って来たのはよかったですし、週末の試合もPKを止めるなど良いプレーをしていました」と指揮官も一安心のようだ。

 自身が日本代表監督に就任した際は、ブラジル・ワールドカップ、アジアカップで結果を残せなかったタイミングであったため「選手たち自身が答えを探しているよう」だったと回想。まもなく就任から1年が経過するが、「少しは選手たちを理解できた」と手応えを口にした。

 互いに理解を深めるためにも会談の機会は重要だと明言し、「選手も同じ気持ちを持ってくれた」と感じている。選手たちとは「次のステップへ向けてチームも個人も何をしなければいけないか話をすることができた」と振り返り、欧州視察について「非常によい時間を過ごすことができた」と総括した。

 日本代表は2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選で3月24日にアフガニスタン代表、同29日にシリア代表との対戦を控えている。

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