シリア戦勝利後、サポーターに挨拶するハリルホジッチ監督 [写真]=兼子愼一郎
2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選が8日に行われ、日本代表は中立国オマーンでシリア代表と対戦した。
グループ首位・シリアとの決戦に臨んだ日本は、前半をスコアレスで折り返す。後半は、立ち上がりから相手陣内に攻め込み、ついに待望の先制点が生まれる。55分、ペナルティエリア内右でFW岡崎慎司が相手のファウルを誘いPKを獲得。FW本田圭佑が冷静にゴール左に流し込んだ。ヴァイッド・ハリルホジッチ体制下においてPKでの得点は初。
流れに乗った日本は70分、追加点を奪う。ドリブルでエリア左に侵入したMF香川真司が相手選手に囲まれながらも中央にラストパス。ゴール前に詰めていた岡崎が右足で押し込んだ。さらに88分、FW原口元気に代わって途中出場したFW宇佐美貴史がネットを揺らし、3-0で勝利。日本はシリアを下してグループ首位に浮上した。
重要な一戦での勝利にハリルホジッチ監督も「素晴らしい、美しい勝利だった」と選手たちを称えた。
「この勝利を探しにきた。前半はあまり良くなかったので、ハーフタイムに少し修正をかけた。後半は少し良くなって仕留めることができた。選手たちを祝福したいし、遠くから来てくれたサポーターも祝福したい」
全得点をFWの選手が挙げたが、「全員が決めるべき選手で、ベンチの選手も決めなければならない。全員で取った得点だと思っている」とコメント。首位浮上に安堵しながらも、「我々の強みはチームのコレクティブ。チームは良い雰囲気で野心を持っているし、もっともっと向上したい」と表情を引き締めた。
日本は13日に行われる国際親善試合でイラン代表と対戦。試合は、イランの首都テヘランに位置するアザディ・スタジアムで開催される。
By サッカーキング編集部
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