2試合連続ゴールなるか [写真]=兼子愼一郎
日本代表のハビエル・アギーレ監督が22日、アジアカップ準々決勝の前日会見に出席。20日に行われたヨルダン代表戦で香川真司がゴールを挙げたことについて、「真司の得点をとても喜んでいる」と語った。
香川はヨルダン戦の82分に、チームの2点目を記録。代表では2014年6月6日のザンビア代表戦以来となる9試合ぶりのゴールで、アギーレ体制下では初得点だった。
「彼にはペナルティーエリアにどんどん入っていけと、そしてチャンスがあればアシストではなく得点も狙っていけということを求めている」という期待通りの一発だったこともあり、指揮官も満足顔。香川のゴールがチームに自信をもたらす影響があるかという問いには、「彼も自信をつけていると思うが、そこまで彼自身が大きく変わったとは感じていない。より彼のことをよく知っている佑都が答えられるかもしれない」と、会見に同席していた長友佑都に質問を振る場面も見られた。
指揮官から急な要求を受けた格好の長友は、思わず苦笑い。しかし、即座に「エースで10番の真司が本当に大きなプレッシャーを背負っていて、彼自身なかなか点が取れなくて難しい時期を過ごしたと思う」と、香川の置かれていた状況を思いやった。
香川の得点直後には、GK川島永嗣も自陣ゴール前から駆け付けるなど、チーム全体で祝福。「彼自身が本当に嬉しそうな顔をしていて、それを見て僕も本当に心から嬉しかった」と長友。「これを機に吹っ切れて、明日の試合でも真司は点を取ってくれるのでは。僕もできる限りサポートできるように頑張ります」と語り、2試合連発への期待も込めた。
日本代表はグループDを3戦全勝で首位突破。準々決勝では、グループCを2位通過したUAE代表と対戦する。