サッカースクールで子どもたちの質問に応える本田圭佑
12月27日、バンコク郊外のサッカー場で「HONDA’s SOLTILO SOCCER SCHOOL in Thailand 2014」が開催され、ミラン所属の日本代表FW本田圭佑が約60名のタイ人小学生、タイ在住の日本人小学生を、約3時間にわたって直接指導した。
本田は、日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督の八百長疑惑ついて問われると、「まず、そのゴタゴタさがイタリアにいると伝わってこないというのが一点ですね。海外にいる人は誰も気にしていないということと、日本では重要なことなのであれば戻ってから感じたい」と口を開いた。
同日、告発後初めて公の場に登場したアギーレ監督は、八百長問題を全面否定。「プロサッカーに関わり39年。この39年で汚点は全くありません」と潔白を主張し、「私の努力、エネルギーはすべてアジアカップに注ぎます。サッカー以外のところで1分たりともムダにしたくはありません」と監督業務への影響も皆無であると語っていた。
この騒動に関して、「報道を少し見ている限りでは、まず事実かどうなのかが分からない状況」と冷静に受け止める本田は、「当然、全員が身内にあたるわけなので、身内を信用しないわけにはいかないんじゃないかなというのが、自分自身の哲学ではあります」との見解を示した。
さらに「とりあえず、見守りましょうという程度じゃないですか」と続け、1月に控えるアジアカップに向けて、「プレーの質を高めることに集中しています」とコメント。「悪い方向にいかないような努力するという意味では、逆に一致団結できるとか、そういった考え方もあるんじゃないかと思います」とチームへの影響を一蹴し、前向きな姿勢を見せた。