検索数でも1位になったハメス・ロドリゲス[写真]=Getty Images
■前半は検索ポゼッション、日本90%
ザックジャパン解散の地となってしまったクイアバでのコロンビア対日本。前半、国内でもっとも検索された選手ランキングは、同点ゴールをアシストした本田圭佑、ゴールの岡崎慎司、右サイドから幾度も攻撃に参加しシュートも放った内田篤人がトップ3だった。
さらにPKを献上してしまった今野泰幸が4位、復調が期待される香川真司が5位、初先発の青山敏弘(6位)、開幕前のザンビア戦でその青山のロングフィードを沈めて決勝ゴールとした大久保嘉人が7位……と、実に9位まで日本の選手が続いた。
10位には2戦2発のエースでありながらペケルマンが温存し休息させたハメス・ロドリゲスが滑り込んだくらいで、先制ゴールのフアン・クアドラードも、試合前の検索No.1だったファルカオも、「今のはちょっと厳しいだろう」と寝起きの日本人1000万人(推定)がつっこんだ今野のチャージをペナルティとみなしたポルトガル人主審のペドロ・プロエンサさんも圏外である。
前半の検索ポゼッションは当然ながら、日本の圧勝であった。
【コロンビア戦前半、検索数トップ3】
1. 本田圭佑
2. 岡崎慎司
3. 内田篤人
■若干22歳の新エースが3戦連弾で検索数も爆発
岡崎の泥臭いヘッドでなんとか同点でハーフタイムを迎え、もう一方の試合もギリシャがリード。後半に加点してそのまま終われば……と淡い希望を打ち砕いたのは55分と82分に続けてスコアしたジャクソン・マルティネス。ポルトガルリーグ2年連続得点王の決定力を見せつけた。途中出場のセレッソコンビは山口螢が後半の4位、柿谷曜一朗が8位と中位に入るも、ピッチでも検索数でも絶対的な存在を見せるには至らず。
それとは対照的に、前半は温存されランキング10位だったハメス・ロドリゲスがトドメの4点目を叩き込み、前半の10位から一気にトップランナーに。早朝の試合なので後半からの検索が圧倒的に増えたこともあり、そのまま1試合通してのランキングでも1位となった。
【コロンビア戦後半、検索数トップ3】
1. ハメス・ロドリゲス
2. 本田圭佑
3. 内田篤人
■ピッチ外からまさかのレジェンドが電撃ランクイン
試合を通じてのトップ10は以下。
【コロンビア戦、総合ランキング】
1. ハメス・ロドリゲス
2. 本田圭佑
3. 内田篤人
4. 岡崎慎司
5. 香川真司
6. ファン・クアドラード
7. 山口蛍
8. 松木安太郎
9. 柿谷曜一朗
10. 大久保嘉人
後半からの検索が増えたため、ハメス・ロドリゲスが1位。後半から観た多くの人はテレビをつけてからスコアラーを検索したようで、前半のスコアラー岡崎とクアドラードも後半に再び検索を集めた。
そしてそして見逃せないのは8位である。
テレビ朝日で解説を務め「おい、おい」を連発していた、レジェンド松木安太郎が選手や監督を押しのけてまさかのランクイン。まとめサイトでは、試合終了1時間でその名解説のまとめが立ち上がり「次期監督は松木でいいんじゃないか」といった声すら挙がっている。JFAの英断、あるのか!
後半に出たレジェンドの名言で日本代表を鼓舞して4年後を狙いましょう。
「ここでやっぱり下向いちゃダメだよこっからだよ、こっからあ!」
文/竹田聡一郎