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ギリシャ戦ドローにセルジオ越後氏「“自分たちのサッカー”とはこの程度。日本はどの国よりも未熟」

2014.06.20

ギリシャ戦が終わって落胆する山口蛍[写真]=GettyImages

 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節、初戦のコートジボワール戦を落とした日本は同じくここまで勝ち点0のギリシャと対戦し、0─0で引き分けた。
 
 コートジボワール戦のスタメンから香川真司と森重真人を替えて臨んだ日本は、堅守速攻スタイルを貫くギリシャに対してボールポゼッションで上回り、さらに相手が1人退場となったことでその攻勢をより強める試合を繰り広げたが、最後までゴールを割ることができなかった。

 この結果、日本がグループを突破するためにはコロンビア戦の勝利が絶対条件。加えてギリシャがコートジボワールに勝つか引き分けなければならない、という絶望的な状況となった。

 試合後、解説者のセルジオ越後氏はサッカーキングの取材で次のように語った。

「これが実力だ。結果は驚きでもなんでもない。今大会の他の試合を見れば一目瞭然だ。日本はどの国よりも未熟で、どの国よりも走っていないし、迫力がない。にも関わらず、一番期待されている国だ。海外組ブランドが喧伝され、選手たちは大スターのように扱われてきた。ヌルい親善試合と、本当のことを言おうとしないメディア。強化よりも興行に気を取られてきた結果、自分たちの実力が実態以上に大きく見えるようになってしまった。しかし、現実は隠せないということだ」

「『自分たちのサッカー』がどうこうというフレーズが騒がれているけど、一つ答えを出すとすれば、今日のこの試合で見せたプレーが、まさに『自分たちのサッカー』だよ。本来の力を出せていないのではなくて、これが世界における我々の本来の力なんだ。そこを見誤っては成長がない。他の試合をよく見てほしい」
 
「グループステージ突破は、限りなく可能性が低い。コロンビアはメンバーを落としても日本より強い。実力で言えば、グループの1位はコロンビアで、2位はコートジボワールが妥当だ。けれど、突破どうこうではなく、とにかく最終戦には勝って帰ってきてほしい。意地と可能性を見せてほしい。このままでは、本当に何もなくなってしまうよ」

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