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日の丸背負っての主将は特別で誇り。相手を圧倒したいと意気込む長友

2014.03.03

ニュージーランド戦に向け、練習を行った日本代表 [写真]=兼子愼一郎

文=元川悦子

 5月上旬に予定されるブラジル・ワールドカップ本大会最終メンバー発表前ラストの国際試合とな3月5日のニュージーランド戦。現在の東京・国立競技場の改修前最後の代表戦としても注目されるが、その一戦に挑む日本代表が3日、都内で始動した。

 集合直前に柿谷曜一朗セレッソ大阪)が発熱で離脱することが発表され、豊田陽平サガン鳥栖)が追加招集されるアクシデントもあったが、夕方練習場に現れた20人の選手たちは元気そうな様子だった。先週末にいち早く帰国した香川真司(マンチェスター・U)も久々の国内でのゲームということで、リラックスした表情を見せていた。本田圭佑(ミラン)、川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、酒井高徳(シュトゥットガルト)の3人は所属クラブの試合日程の都合で、初日は合流しなかった。

 長谷部誠(ニュルンベルク)が負傷離脱する中、今回は誰がキャプテンとしてチームを統率するかが1つの注目点。通常であれば最年長の遠藤保仁ガンバ大阪)だろうが、その遠藤も左足首負傷で別メニュー調整を強いられている。となると、インテルでもキャプテンマークを巻いた長友佑都が候補者として浮上してくるのではないか。

「日の丸背負ってキャプテンというのは誰がやっても誇りに思うし、感動すると思う。インテルの時もミランダービーで後半途中からやって、目が覚めた(笑)。それを巻く巻かないかは別にして、つねにチームを引っ張る強い気持ちを持って戦いたい」と本人も意欲的に話すように、そろそろ彼らの世代がリーダーになってもいい頃。長友自身も2度目となる世界舞台に向けて今、自分の限界を超えようとチャレンジしている。だからこそ、この一戦は重要だ。「個人的な意味でもニュージーランドを圧倒しなきゃいけない」と本人も語気を強めていた。

 本田や香川がクラブで苦境にあえぐ今だからこそ、彼には際立ったパフォーマンスを見せてほしいものだ。

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