菅澤(中央)のゴールで先制も、浦和は仙台とドロー ©J.LEAGUE
2021年9月に日本初の女子プロサッカーリーグとしてスタートするWEリーグ。開幕に向けて、24日からプレシーズンマッチがスタートした。
浦和駒場スタジアムでは三菱重工浦和レッズレディースとマイナビ仙台レディースが対戦。立ち上がりは押し込まれた浦和だったが、徐々に盛り返すと37分に菅澤優衣香のゴールで先制。しかし、後半は仙台のプレー強度が高く、丁寧なつなぎと大きな展開でペースを握り、宮澤ひなたが72分の同点とする。試合はそのまま終了し、1-1で終わった。
浦和の楠瀬直木監督は、「久しぶりのフルタイムの真剣勝負。立ち上がり、選手は様子を見るよりも、かなり仕掛けを早くしていた印象」と振り返り、3月、4月に日本代表合宿があったことで参加選手、不参加選手でコンディションの差に気を付けているとコメントして、まだまだ調整段階であるとうかがわせた。
試合内容について楠瀬監督が「もう少しボールを動かしたかった」「いろいろな部分の強度を上げないといけない」と話せば、CBの南萌華も「球際など、根本的なところで負ける部分もあり、全体で意識しないといけない。残りのプレシーズンでしっかり合わせてやっていきたい」と、課題を口に。試合終盤では先発出場の猶本光が負傷し、ロッカーに下がる場面もあったが「僕らも心配していたが、思ったより(軽そう)。次に響くことはなさそう」(楠瀬監督)と、心配は少ないとコメントした。
会場には1500人以上が観戦に訪れ、WEリーグ開幕に向けて、チームへの期待も感じさせたが、楠瀬監督、南、栗島朱里はそろって、「またスタジアムへ足を運んでいただくためにも、そうしてもらえるようなプレーをしないといけない」(栗島)と、“プロ選手”“プロクラブ”として、内容も突き詰めていきたいと話している。
By サッカーキング編集部
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