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リヴァプール相手にアシストも「悔しさしかない」 横浜FM加藤蓮が感じた「衝撃が大きかった」選手とは

2025.07.31

加藤(右)をかわすフリンポン [写真]=Getty Images

明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団』が30日に行われ、横浜F・マリノスリヴァプールが対戦。3-1でリヴァプールが勝利した。

 試合としては敗れたが、横浜FMは後半、井上健太のパスを受けた加藤蓮のスルーパスから植中朝日の先制点が生まれ、一時リードを奪った。アシストした加藤は試合後、「悔しさしか残らない試合だった」と振り返る。

 後半からピッチに立った加藤はモハメド・サラーなどと対峙したが、「サラー選手もですけど、自分的には衝撃が大きかった」と称したのは63分から投入されたリヴァプールの新戦力であるオランダ代表DFジェレミー・フリンポンだったという。同じサイドバックではあるが、試合では度々マッチアップもあった。「一瞬の速さとか、このレベルはやっぱり違う」と実感したようで、「このレベルであのクロスへの寄せだと普通に上げられる。個人として振り返ると差はすごく感じた」と、逆転弾につながったクロスを上げられたシーンも含めて対応に悔いが残ったと続けた。

「世界のサッカーではサイドバックも攻撃的というのがベースにある中、自分はスルーパスを出すとか、(前に)入っていくといった個人で意識しているところは出せた」とアシストシーンなどで良さが出た部分はあるとしたが、フリンポン含めたサイドでの対応では後手になるシーンも。良さの攻撃面で相手を押し込み切るために、「この先、海外に行きたいといったことを思っている中でプレーしていますが、このレベルでやっていくためには守備はすごく大事ですし、一個武器を持っていると、またさらに違うのかなと思います」と、すべてをレベルアップした上で明確な武器を持つ必要性があると話している。もちろん反省だけではなく、「すごく悔しいですけど、これを経験できたことはすごいプラスですし、次につなげるしかない」とも話す加藤。「一歩寄せられるかでだいぶ違いますし、自分の成長の幅というか、そこはもっと突き詰める必要がある」と、守備対応での具体的なイメージも感じたようだ。

 横浜FMとしては夏の中断期間中のこの一戦を経て、8月9日に再開する明治安田J1リーグでまずは降格圏脱出を目指して戦っていかなければいけない。この試合で諏訪間幸成が復帰するなどけが人が戻ってきており、夏の新加入選手もデビューを果たした。「この一戦というのは個人としてもすごく大きい」と位置付けていた加藤は、「いろいろな選手が戻ってきて、自分もスタメン出たい気持ちが一番強いので、競争もそうですし、そこに勝っていかないといけない。この経験をプラスに成長できれば」と、チームとしてここからの挽回のためにも、成長を続けていく必要があると話している。

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By 小松春生

Web『サッカーキング』編集長

1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。イギリスと⚽️サッカーと🎤音楽と🤼‍♂️プロレスが好き

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