横浜FMと浦和の一戦は互いに譲らずスコアレスドロー [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第35節が30日に行われ、横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦した。
ここまで33試合を消化し、降格圏と暫定「7」ポイント差の勝ち点「42」で並ぶチーム同士が激突する。ホームの13位横浜FMは苦しい戦いが続いており、リーグ戦では直近5試合勝利なし。前節は連敗を「4」で止めたものの、攻撃面で精彩を欠きアルビレックス新潟とスコアレスドローに終わった。対する12位浦和は第31節から4連敗を喫したものの、第25節延期分では柏レイソルを下して5試合ぶりの白星。今節は6月以来のリーグ戦連勝を目指す。
序盤は横浜FMが小気味良くボールを繋ぎ、相手陣内でのプレー時間を増やす。11分には加藤蓮の負傷によりスクランブル投入された天野純が、ボックス手前からのFKを直接狙ったが、鋭く曲がったボールは惜しくも枠を外れる。一方の浦和は13分、ハイラインの裏を取った松尾佑介の左からのクロスに渡邊凌磨がボレーで合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点とはならなかった。
ボール保持率を高める横浜FMは26分、小池龍太の斜めのパスに抜け出した西村拓真が相手DFとの競り合いを制してボックス内右へ侵入。そのまま左足でファーサイドを狙ったが、シュートは枠を捉え切れない。その後も横浜FMが両サイドを起点に攻勢を強め、浦和を押し込む展開が続く。我慢の時間が続く浦和はサミュエル・グスタフソンの配球から、流動的なポジショニングを取る松尾や渡邊が時折ゴールに迫るも、なかなか決定機には至らない。
前半終了間際の45+5分、浦和は最終ラインからの縦パスを起点に松尾、渡邊とダイレクトで繋ぐと、スルーパスに抜け出したブライアン・リンセンがGKと1対1に。しかし、シュートは枠の左へ外れ、スコアレスのまま前半終了となった。
後半の立ち上がりは拮抗した展開に。プレスの強度を高めた浦和が前線でボールを奪うシーンを増やすが、横浜FMも臆さず後方からパスを繋ぐ。60分、横浜FMは左サイドで細かくパスを繋いで加藤聖がクロスを送り、ファーサイドへ流れたボールにヤン・マテウスが合わせたが、相手DFのブロックに阻まれる。60分過ぎにかけては両チームが選手交代を敢行。浦和はチアゴ・サンタナ、原口元気を、横浜FMは宮市亮、水沼宏太を投入し状況の打開を図る。
74分には横浜FMに決定機。左サイドを突破した宮市のクロスを水沼が繋ぎ、ゴール前のアンデルソン・ロペスがキープ。斜め後方へ落としたボールに加藤が合わせたが、シュートはゴールライン上の大畑歩夢にブロックされた。その後も横浜FMは宮市やA・ロペスらを起点に相手ゴールに迫るが、ネットを揺らすことはできず、スコアレスのまま試合は最終盤を迎える。
88分、浦和は左からカットインした原口がボックス内へクロスを送り、ファーサイドで二田理央が折り返したボールをT・サンタナが押し込みネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点ならず。試合はこのまま0-0で終了し、横浜FMはリーグ戦6試合未勝利に。一方の浦和も連勝を逃した。次節、横浜FMは11月9日にアウェイでサガン鳥栖と、浦和は同10日にホームでサンフレッチェ広島と対戦する。
By サッカーキング編集部
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