中村憲剛氏(撮影は2020年12月) [写真]=金田慎平
日本サッカー協会(JFA)は18日、2024年度第9回理事会を実施。そのなかで、元日本代表MF中村憲剛氏がS級コーチライセンスを取得したことが報告された。
中村氏はS級コーチ養成講習会において、国内外インターンシップを含む全てのカリキュラムを修了し、全ての評価項目において合格したことが伝えられた。指導者に関する規則第4条「ライセンスの認定」に基づき、S級ライセンスが認定されている。
S級ライセンスの取得により、中村氏は日本代表やJリーグ各クラブで監督を務めることが可能となる。なお、現時点で2023年度S級コーチ認定者数は18名、現S級コーチライセンス認定者数は575名と明かされている。
中村氏は1980年10月31日生まれの現在43歳。中央大学を経て、2003年に川崎フロンターレに入団した。現役時代は川崎Fの“バンディエラ”として同クラブ一筋でプレーし、J1通算では471試合出場74得点を記録。2004シーズンにJ2リーグで優勝を飾ると、2017、2018、2020シーズンにはJ1リーグ優勝も果たした。加えて、2019シーズンにはJリーグYBCルヴァンカップ、2020シーズンには天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会などのタイトルも獲得した。
個人としては15度のJリーグ優秀選手賞、8度のJリーグベストイレブン、さらに2016シーズンにはJリーグ最優秀選手賞(MVP)も受賞した。また、日本代表としても国際Aマッチ通算で68試合に出場。2010年には南アフリカで開催されたFIFAワールドカップのメンバーにも選出されていた。
2020シーズン限りで現役を引退すると、古巣の川崎Fで新たな役職「FRO(エフアールオー)」に就任。2022年にはA級コーチジェネラルライセンスを取得しており、 U-16&U-17日本代表のロールモデルコーチを担当したほか、2022年からは古巣の中央大学サッカー部のテクニカルアドバイザーも務めている。
なお、中村氏については、古巣の川崎Fより、今年12月14日に『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』にて引退試合が行われることも発表されていた。
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By サッカーキング編集部
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