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「俺は『ウイイレ』で育った」中村憲剛が語る「ウイトレ」の可能性

2016.12.15

新感覚サッカートレーニング『ウイトレ』を監修した中西哲生氏(左)と中村憲剛(右)のスペシャル対談を実施した

 決定的なチャンスを生むパスの供給、的確な状況判断、前線への飛び出し…、ゲームメーカーに必要なあらゆる能力を兼ね備え、中盤に君臨する中村憲剛。特に長短を織り交ぜたパスでフィールドを支配する様は、視野の広さもさることながら、まるでフィールドを上から見たかのように全体の状況を把握している。そんな中村の卓越した戦術眼はどのように培われたのか?その疑問に対し中村は「『ウイイレ』で俺は育った」と言い放った。その言葉の真相を探るべく、テレビ番組のMCとしてもお馴染み、スポーツジャーナリストの中西哲生氏を招いてスペシャル対談を実施した。

■強い奴に勝つために…ゲームの中で考えることが実戦に役立つ

中西哲生(以下、中西) 漠然とゲームをやることでサッカーにプラスになると思いました?

中村憲剛(以下、中村) 色々考えることは『ウイイレ』をプレイしてすごくあったし、“強い奴に勝つためにはどうすれば良いか?”って言ったら、ゲームの中でも自分で考えなきゃいけないじゃないですか? コントローラーを扱う技術ももちろんなんですけど、すごく実戦に役立ったなっていうのが今でもあるんで、もっと早くこういうの(「ウイトレ」)があったら良かったなって思います。

 中村と中西氏が推奨するのがPlayStation®4のサッカーゲーム『ウイニングイレブン2017』を使用したトレーニングメソッド、通称「ウイトレ」だ。この「ウイトレ」は「『ウイニングイレブン』で“考えるサッカー”を身につける」というコンセプトの新感覚サッカートレーニングのことで、そこには多くのメリットが存在する。

「ウイトレ」詳細ページ

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■「ウイトレ」でサッカー観を共有して実戦で勝利するためのヒントを

 『ウイニングイレブン』なら1つのチームを複数人で操作できる。これによりチームメイトとプレイすることで、ゲームというヴァーチャル世界の中で想い描いたイメージを共有することが可能だと中村は話す。

中村 自分のサッカー観を養うこともそうだし、考えることもそうだし、あとは(他の人と)同じチームを組む時に“味方の選手がどういうことを考えているのか?”っていうのを話しながらできるし。

中西 実際の選手の価値観をね。

中村 そう。よく俺は4人くらいの友達と『ウイイレ』をやることがあって、『パス出せよ!』とか、『なんで出さないんだよ!?』とか、『今くれよ!』とか。ディフェンスも『右を切れ!』『左を切れ!』とか(笑) 結構前からそういうのをやってきたんで、それは(実戦に)生きると思うんですよね。あとは、“どういうサッカー観を持っているのか?”。とにかくロングボールを蹴る奴もいるし、つなぐのが大好きな奴もいるし。それらをすり合わせて“どうやって勝ちに行くか?”ということを小さい頃からやってきたから、自分のサッカー観を養うにはすごく良い。

「どこに走り込めばパスを受けやすいか?」「ディフェンダーのマークが薄いエリアはどこか?」「パスを出すタイミングは的確だったか?」 サッカーをプレイする上で浮上する疑問の数々を、「ウイトレ」は解決に導いてくれる。さらに、リプレイ機能でゴールシーンをおさらいすることも可能だ。

nakanishi

■『ウイニングイレブン』が作り出した中村憲剛の“俯瞰(ふかん)の画”

 「ウイトレ」最大のメリットとも言えるのが、「フィールドを俯瞰で見られること」だ。実際のサッカーをプレイしているときは2次元のピッチに立っているため、フィールド全体をイメージするのは難しい。しかし、『ウイニングイレブン』ならテレビで観戦しているときと同じように俯瞰で全体を見渡せるため、「誰が」「どこで」「どのような状況か」を判断しやすい。

中西 「(フィールドを)俯瞰で見る」という話があったじゃないですか? 子どもの頃ってそれは無理ですよね? 自分の頭の中で俯瞰をイメージしながらプレイするのって。

中村 無理だと思う。俺はよく「俯瞰で見てる」って言われるじゃないですか? でも、実際のピッチは2次元だから(俯瞰で見えるということは)有り得ないんですよ。脳内で(俯瞰の画を)イメージしているわけで。俺は自分が出た試合とか、ヨーロッパとか色々な試合を見たのと、『ウイニングイレブン』が俺の俯瞰の画を作ったと思いますよ。

中西 中村憲剛の俯瞰の画は『ウイニングイレブン』がなかったら生まれていなかったということですか?

中村 その可能性はありますし、もっと遅れていた可能性もあります。ビデオで試合を見るっていう選択肢しかなかったら遅れてましたね。プラス、『ウイイレ』があったから早い段階でそういう選手になれたと思います。

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■『ウイニングイレブン』を小さい頃からやった方が良い

 チームメイトとの連携は、技術的な障壁もあり実戦ではイメージ通りにいかないことも多い。だが、『ウイイレ』なら技術的な部分を補い、互いの意識を合わせることに集中できる。

中西 (チームで『ウイイレ』をすることで味方同士が)お互いに要求するレベルが高くなって議論が深まるってことですか?

中村 深まっていくとは思いますね。実際のピッチではうまくいかないことの方が多いから進みにくいと思うんですよね、話が。だけどこっち側(『ウイイレ』)だとトントン進んでいくのかな。後から実戦が追い付くっていう風にはなるとは思うんですけど。だから、「絶対やった方が良い」って俺はずっと思ってて。

 特に小さい頃からやった方が俺は良いと思います、サッカー観を養う上では。うちの息子とかそうなんですけど、『ウイイレ』をやってるのを後ろから見てて、「え? そこ通すの?」みたいなプレイが結構増えてきているので、イメージはあるってことじゃないですか。

 スペシャル対談の模様は動画にて全編公開中。『ウイニングイレブン』で養われた中村憲剛のサッカー観など、日本サッカーの未来にも重要な話題満載の内容をチェックしよう!

『ウイトレ』についてもっと知りたい人はこちらをクリック!

By サッカーキング編集部

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