[写真]=金田慎平
2024明治安田J1リーグ第9節が20日に行われ、川崎フロンターレと東京ヴェルディが対戦した。
FC東京との“東京ダービー”となった前節は、2点リードの数的優位を活かすことができずに、土壇場で追いつかれた東京ヴェルディ。リーグ戦直近5試合負けなしではあるものの、その内訳が1勝4分と勝ち点3は遠く、15位に沈んでいる。対する川崎フロンターレも危機的状況だ。リーグ戦3試合未勝利中かつ3試合無得点の“ゴール欠乏症”に。鬼木達体制8年目となるが、ここまで2勝1分5敗の16位に低迷と、凋落がより顕著になっている。そんな両チームは今節、互いに縁のある『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』で、リーグ戦では16年ぶりの激突となった。
試合序盤から東京Vにチャンスが生まれる。13分に左サイドのクロスから、34分には相手GKのミスを突く形から、FW染野唯月がシュートを放つが決め切れない。川崎もMF脇坂泰斗がポスト直撃のシュートを放つなど、互いにゴールの匂いを漂わせたまま前半を折り返した。
迎えた後半、最初にチャンスを作ったのは川崎だった。51分、“らしく”小気味良いパス回しから中央を突破すると、最後はマルシーニョが右足コントロールシュート。が、これは相手GKのファインセーブに遭った。対する東京Vは、“10番”MF見木友哉が存在感を放ちだす。加えて73分には、主将MF森田晃樹が3列目からポケットに飛び出すと、中央にマイナスの折り返し。これに染野が合わせたが、またしてもゴールネットを揺らせない。
後半アディショナルタイムにも、東京Vがチャンスを迎える。カウンターから左サイド破り、最後は染野がヘディングシュートも枠外に。試合はこのままスコアレスドローで終了。90分を通して、より多くのチャンスを作ったのは東京Vだったが、最後まで1点が遠かった。川崎も相手ゴールを脅かすシーンはあったものの、4試合無得点と自慢の攻撃陣がまたも不発に終わっている。次節、東京Vはアビスパ福岡と、川崎はサンフレッチェ広島と対戦する。
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By サッカーキング編集部
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