先制点を挙げた東京Vの山田楓喜 [写真]＝J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第7節が7日に行われ、東京ヴェルディと柏レイソルが対戦した。
前節待望の初白星を挙げた東京Vが、直近3試合勝利から遠ざかっている柏を『味の素スタジアム』に迎えての一戦。10分、ホームチームが先制に成功する。GKマテウスが敵陣右サイドへとロングフィードを送り、受け取った山田楓喜は相手と入れ替わって右サイドを切り裂いていく。3人の相手に寄せられながらもペナルティエリア右まで運ぶと、最後は利き足とは逆の右足を振り抜き、ニアハイのゴール右上隅を撃ち抜いた。来週から開幕するパリオリンピック2024最終予選を兼ねたU－23アジアカップに臨む山田は、今季3ゴール目となった。
東京Vは36分、コーナーキックの流れから決定機が訪れたものの、稲見哲行のシュートはクロスバーに直撃。対する柏は何度かゴールに近づく場面は作り出せたものの、前半は枠内シュートを打つことができなかった。試合は東京Vの1点リードで折り返す。
柏はハーフタイムで2枚替えを行うなど修正を行い、後半は自分たちの時間帯も作れるように。さらに71分、木下康介を投入すると、その2分後に木下が待望の同点ゴールをもたらす。マテウス・サヴィオが細谷真大とのワンツーパスでペナルティエリア右を突破し、浮き球で折り返す。ゴール前で待っていた木下は、マイナス方向の難しいボールに上手く頭で合わせ、今季3ゴール目を記録した。
オープンな展開となった終盤は一進一退の攻防が続いたものの、両チームともに試合を決定づける1点を挙げることはできなかった。1－1のドローで勝ち点「1」ずつを分け合い、東京Vはホーム初勝利を逃したものの4戦無敗、柏は3試合連続ドローで4戦未勝利となった。
次節、東京Vは13日にFC東京と、柏は12日にホームで浦和レッズと対戦する。
【得点者】
1－0 10分 山田楓喜（東京V）
1－1 73分 木下康介（柏）
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By サッカーキング編集部
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