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小川航基がPKで決勝弾! 守備陣奮闘の横浜FC、暫定最下位脱出…柏はシュート30本も無得点

2023.05.13

GKブローダーセンを筆頭に横浜守備陣が奮闘 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第13節が13日に行われ、柏レイソル横浜FCが対戦した。

 柏は開幕から6戦未勝利と低迷していたが、4月9日に開催された第7節鹿島アントラーズ戦で今季初白星を飾った。直近5試合は1勝3分1敗とまずまずの勝ち点を積み上げている。一方の横浜FCも第10節を終えた段階で3分7敗と長く未勝利が続いたが、前々節のアルビレックス新潟戦で今季初勝利を手にした。前節は首位を走るヴィッセル神戸を相手に完敗を喫したが、今節は“下位対決”で2試合ぶりに勝ち点「3」を積み上げたい。


 柏は古賀太陽マテウス・サヴィオ細谷真大らが先発入り。山田康太武藤雄樹はベンチから出番を待ち、戦列を離れていたフロートもメンバーに戻ってきた。対する横浜FCンドカ・ボニフェイス井上潮音小川航基がスタメンに並んだ。伊藤翔は今季のリーグ戦で初先発となっている。

 試合は立ち上がりから柏がゴールを脅かす展開が続く。7分、M・サヴィオがペナルティエリア内でボールを受けるも、前は向けず一旦マイナス方向へ落とす。フリーの三丸拡が左足でクロスボールを送ると、動き直したM・サヴィオがフリーでヘディングシュートを狙ったが、ここはGKスベンド・ブローダーセンの正面へ飛んでしまった。

 20分には小屋松知哉が自陣左サイドを突破し敵陣に入ると、背後を狙っていた細谷の動きを見逃さずにスルーパスを通す。タイミングを見て狙った細谷のシュートはGKブローダーセンに阻まれたものの、こぼれ球にM・サヴィオが反応。ブロックされたボールを再び細谷が狙ったが、素早い寄せに防がれ、枠に持っていくことはできなかった。

 33分には柏にこの試合最大の決定機を迎える。敵陣左サイドでボールを奪った小屋松が横へ流すと、M・サヴィオが右足フィニッシュ。ブロックされたボールを拾った戸嶋祥郎がスペースに送り、抜け出したM・サヴィオが飛び出してきたGKブローダーセンを見てループシュートを狙ったが、ゴールカバーに入っていたンドカにクリアされ得点とはならない。35分には敵陣でのボール奪取からペナルティエリア左の小屋松にボールが渡り、最後は細谷がボレーシュートを狙ったものの、再びGKブローダーセンが立ちはだかる。前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半に入っても試合の様相は変わらず、柏が猛攻に出る。横浜FCは耐え続ける展開を強いられたが、67分にビッグチャンスが到来。敵陣でルースボールを拾った伊藤が横へ繋ぐと、山下諒也がボールを持ち運ぶ。外側を駆け上がった林幸多郎にボールが渡り、ダイレクトで折り返すと、これが片山瑛一のハンドを誘発。横浜FCにPKが与えられた。このPKを小川が冷静にゴール右下に沈め、今季のリーグ6得点目を記録。横浜FCが先制に成功した。

 一方、数多くのシュートを放ちながら1点ビハインドとなった柏は86分、左コーナーキックの流れからM・サヴィオがコントロールショットを放ったものの、狙い澄ました一撃は右ポストに嫌われてしまう。最後まで敵陣に押し込み続けたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 試合はこのままタイムアップ。最終的に30本ものシュート、加えて枠内に19本打たれながらクリーンシートを達成した横浜FCが2試合ぶりの白星を飾った。これで16位の柏との勝ち点差を「2」に縮め、暫定ながらも最下位を脱出。ガンバ大阪の結果次第では正式に最下位から抜け出すことができる。一方、今季リーグ最少のわずか8得点と得点力に課題を残す柏は4試合ぶりの黒星を喫した。

 次節は20日に行われ、柏はホームでヴィッセル神戸と、横浜FCもホームで川崎フロンターレと対戦する。

【スコア】
柏レイソル 0-1 横浜FC

【得点者】
0-1 69分 小川航基(PK/横浜FC

By サッカーキング編集部

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