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Jリーグ、声出し応援エリアの段階的導入発表! ルヴァンPOの鹿島戦、J2東京Vvs岩手で実施

2022.05.17

[写真]=J.LEAGUE

 Jリーグは17日、ウィズ・コロナでのスポーツ観戦をさらに充実させるため、Jリーグの各試合において、効果的な感染症対策を講じながら声を出して応援できる「声出し応援エリア/声出し応援席」を段階的に導入していくことを決定した。政府の基本的対処方針に基づき実施するもので、6月上旬~7月にかけて数試合で運営検証を行い、その後は希望するすべてのクラブが声出し応援エリアを導入できるよう進めていく。

 対象試合は開催地の自治体に相談・情報共有を行い、本日時点で2試合が決定しており、順次対象試合を増やしていく。以下、「声出し応援エリア/声出し応援席」に関するリリース。


声出し応援エリア/声出し応援席について
⚫対象試合の観戦席の一角を、座席間隔を広く保った「声出し応援可能エリア」として指定し、指定エリア内の座席(声出し応援席)を購入された来場者に限り、不織布マスク着用のうえで声を出して応援いただけます。
⚫また声出し応援エリアは当面の間、「声を出して応援できること」に特化したエリアとし、食べ物を食べたり、飲酒をする行為は禁止し、エリアの外で行っていただきます(但しアルコール飲料を除く水分補給は可能)。
⚫なお、声出し応援の対象ではない試合や、対象外のエリアの声出し応援は引き続き禁止行為となります。
⚫近日中に声出し応援ルールをまとめた「声出し応援に関するガイドライン」を公表いたします。

対象試合
各試合のチケット販売等の詳細は、ホームクラブの公式発表をお待ちください。
運営検証試合(※2022年5月17日時点)
日時大会・対戦カード 会場
6月4日(土)か6月11日(土)のいずれか(※)
JリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ
鹿島アントラーズ vs 未定 @県立カシマサッカースタジアム

6月12日(日)18:00 キックオフ
明治安田生命J2リーグ第21節
東京ヴェルディ vs いわてグルージャ盛岡 @味の素スタジアム

補足事項
・5月18日(水) JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第6節の試合結果をもって決定
・7月中を目安にさらに対象試合の追加を予定(運営検証の状況次第で早まる/遅くなる場合あり)
・選定理由:初期導入の段階ではデータ取得を優先し、過去にコロナ関連の調査実績のあるスタジアムを候補会場とした上で、主管クラブのチケット販売状況や自治体との調整状況、クラブの意向などに鑑み決定

来場制限について
⚫声出し応援エリアの運営検証の段階では、対象試合では感染拡大防止のため全席来場制限を行います。
⚫政府の基本的対処方針の定めに従い「スタジアム全体の収容率が 5000 人もしくは 50%の大きいほう」を上限とし、さらに声出し応援エリア自体にも人数上限を設けます。

主な調査内容
対象試合では、実際にガイドラインに従い運営できているかを確認するとともに、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と協力し、よりよい運営のためのデータの取得を行います。

声出し応援エリアの運用状況
・入場から観戦まで感染リスクの高まる状況なく円滑なオペレーションが提供できているかをレーザレーダー等により調査します

声出し応援エリアのソーシャルディスタンシングの把握
・カメラによる撮影およびAIによる解析
・お客様同士の平均距離などを経時的に計測
・拍手や万歳など10種類程度の行動の計測

スタジアム内の密の程度の評価および換気状況の把握
・声出し応援の観客席を中心として、二酸化炭素濃度計測器による濃度計測

リアルタイムマスク着用率の把握
・カメラによる撮影およびAIによる解析
・マスク着用率の計測
・観客の応援状況などの把握。マイクロホンアレイによる計測およびAIによる解析
・声出し応援の計測および音による盛り上がりの計測
※そのほか、試合後のフォローアップとして、来場者のアンケート、体調に関するヒアリングをJリーグが行います

補足事項
・詳細な調査内容は後日、産業技術総合研究所のホームページに掲載します
・今後、取組内容について追加もしくは変更となる可能性がございます
・観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、顔の認識や個人の特定はいたしません
・音響センサは音声や喧騒など音イベントの音量・方向を特定するのに用い、音声認識や会話内容の記録は行いません
・調査により取得した情報は、用途以外に使用することはありません
・ご来場のすべての皆さまへ、マスクの着用、検温へのご協力等、基本的な感染対策の継続をご案内しております

ご来場の皆さまへ
 Jリーグではこれまで、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大以降、試合を安心・安全、確実に開催することを最優先とし、感染症予防の観点で声出し応援等の応援スタイルを制限してまいりました。国内外で感染リスクに関する調査研究が進むなか、段階的にガイドラインを見直し、ファン・サポーター、ご来場の皆さまの予防対策へのご理解・ご協力のもと、2022年現在で、スタジアムから集団感染を引き起こすことなく 2500試合以上の試合を行える状況に至っており、心より御礼申し上げます。さらに2022シーズンからは、リーグ再開以降続いてきたイベントの来場制限が撤廃され、安全計画の策定のもとスタジアム収容上100%のお客様をお迎えできるようになりました。

 こうした経緯を経て、国民の皆さまの健康を守りながら豊かなスポーツ文化の醸成に寄与するという、Jリーグの理念に基づくネクストステップとして、サッカーの応援文化の回復とともに、スポーツを通じた熱量や一体感を、すべての会場で、安全・安心な運営と両立させながら実現できる環境を整備していくことを目指し、声出し応援エリア/専用座席の段階的な導入を決定しました。

 導入にあたっては政府方針に沿った来場制限を敷き、対象クラブとともに万全の運営計画を策定します。さらに、段階的導入やデータ計測を行うことで、安全に運営できているかを確認しながら、無理のない再開を目指してまいります。

 ご来場の皆さまにおかれましては、段階的に声出し応援席を設置していくことに伴い、ご観戦の試合が声出し応援の対象となるまでの間、ご不便をおかけしますが、既存の応援プロトコルを引き続きお守りいただきたく、ご協力をお願いします。

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