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オシム元監督が急逝…千葉が哀悼「心よりご冥福をお祈りいたします」

イビチャ・オシム氏(写真は2004年のもの) [写真]=Getty Images

 ジェフユナイテッド千葉は2日、イビチャ・オシム氏が亡くなったことを受け、クラブ公式サイトを通じ、追悼コメントを発表した。

 オシム氏は2003年に千葉の監督に就任し、初年度にリーグ年間総合3位で終えると、チームを優勝争いの常連へと成長させる。2005年にはヤマザキナビスコカップ(現・YBCルヴァンカップ)を制覇。クラブに初のタイトルをもたらし、日本代表監督に就任した2006年夏まで千葉で指揮を執っていた。

 5月1日に自宅のあるオーストリア・グラーツにてオシム氏が亡くなったことを受け、千葉は「在任中はクラブの発展のために多大なるご尽力をいただきました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と哀悼の意を記した。

 さらに、「昨年、30周年記念事業としてオシム氏へ佐藤勇人CUOがインタビューを行った際にオシム氏からいただいた言葉の一部をここにご紹介いたします。私たちがオシム氏からいただいた最後の言葉です。オシムさん、心よりご冥福をお祈りいたします」とインタビューした際のメッセージを以下のように紹介している。

オシム氏:
「日本のみなさん一人ひとりにあいさつしたいが、日本は人口が多すぎる。よろしくといっているうちに舌が伸びてしまうかもしれない。ジェフはジェフだ。本来はJ1にいるのがふさわしいチームだ。どうしたらそこに戻れるのか、考えなければ。そのためには、チーム経費をできるだけ少なく、チームのクオリティをできるだけ高くしなければならないが、両立は簡単ではない。ぼやぼやしていると、給料の高いチームに移りたいと言い出す選手が出てくるかもしれない」

「残念ながら、サッカー界全体がお金に買われてしまったような状態だ。サッカー界が大地から離れて、ふわふわ浮き上がっている状態なのが心配だ。サッカーで勝つにはお金がかかるようになってきている。しかし大半のチームにはそんなに資金はない」

「よいアイデアを実行するにも先立つものが必要だ。しかし、そこで大切なことは、どんなポストについていても、明日の世界がどうなるのかを常に考えて、そなえることだ。過去のことは過去にすぎない。くよくよしても仕方がない。しかし、明日のことを考える時に、過去の失敗の例を振り返ることは役に立つことがある。とくにサッカーのレベルアップをめざす時にはそうだ」

「サッカーには金がかかるようになった。日本のサッカー界も同じだ。そう感じるだろう。この前のオリンピックも、そのための国際会議も、莫大なお金が使われた。使ったお金は返さなければならない。そのためには稼がなければ。大事なのはアイデアをだすことだ。頭を使うことだ。さまざまなアイデアを出すことが革新につながる。もちろん全部のアイデアが採用されるわけではないが、未来を予測して、それに見合ったアイデアを出すことが大切だ。一歩一歩、進んでいくしかない」

勇人CUO:
「ブラボーと言ってください」

オシム氏:
「ブラボー。ありがとう。いい仕事をするためには、誰かいい相棒を見つける必要がある。何人かでアイデアを出し合えば、ひとりよりももっといいアイデアが出てくる。勇人と話せてよかったよ。元気そうでよかった。もし監督が必要ならここにいるぞ。選手がほしいならいってくれ。みんなによろしく!じゃあまた、チャオ!バイバイ!」

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