[写真]=J.LEAGUE、清原茂樹
■ガンバ大阪
【プラス材料】
アウェイ2連戦でいずれも先制を許す展開から同点に追いつき、勝ち点1を重ねた。リーグ戦3試合負けなしで臨んだJリーグYBCルヴァンカップの大分トリニータ戦も出番が少なかった選手が躍動し、片野坂知宏監督も内容を含めて一定の評価を与えた。
合流が遅れていたDFクォン・ギョンウォンがガンバ大阪デビューを飾ったことも含め、チーム内のポジション争いの活性化は間違いなく選手層の厚みにつながる。
公式戦4試合負けなしで迎える湘南ベルマーレ戦でも勝ち点を積み上げたい。
【マイナス材料】
ここまで戦った公式戦12試合すべてで得点を挙げられているのは理想的だが、その一方で無失点の試合が少ないのは気になる。特にリーグ戦ここ2試合はいずれも先手を取られる展開になっていることを踏まえても、今一度、チームとして守備の意識は引き締めたい。先制点を奪われた試合では勝ち点3を得られていないだけに尚更だ。
J1での湘南戦はここ2試合スコアレスドローが続いている。現在の点が取れている流れを継続し、先制できるかがカギになりそうだ。
文:totoONE編集部
■湘南ベルマーレ
【プラス材料】
水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップはFC東京を相手に2-1の勝利を収めた。リーグ戦未勝利が続く中で、内容を結果につなげた意味は大きい。
また、白星とともに喜ばしいのが、戦列を離れていたメンバーが戻ってきたことだ。コンディションに個人差はあるものの、戦いの幅が広がるに違いない。
前節のジュビロ磐田戦はスコアレスドローと、リーグ戦では今季初の無失点試合を演じた。攻守に示す確かな手応えを、今節こそは勝ち点3に結びつけたい。
【マイナス材料】
開幕から8試合で3分5敗とまだ勝利がない。ことにゴールは遠く、計4得点はリーグワーストタイの数字だ。コンパクトな距離感のもと、ボールに関わる人数や攻撃の連動性は向上し、決定機も着実に増えているだけに、チームとしてさらに精度を突き詰めたい。
今節対戦するガンバ大阪との通算対戦成績は8勝5分21敗、相手のホームでは4勝3分10敗と、いずれも大きく負け越している。
なお、G大阪から期限付き移籍で加入しているGK谷晃生は出場できない。
文:隈元大吾