[写真]=小林渓太、森優斗
■北海道コンサドーレ札幌
【プラス材料】
1月中旬から始まったキャンプも10日で打ち上げの見通し。例年どおり長期キャンプの中での開幕だったが、精神的にもリフレッシュして横浜F・マリノス戦に挑めるだろう。
キャンプ中は大きな負傷者もなく、良い形で調整が進んだ様子。開幕から3試合連続引き分けとなったが、ここから仕切り直して白星を重ねていきたいところ。モチベーションも高まっているはずだ。
スタメンは開幕からあまり変動していないため大きなプラス材料があるわけではないが、新戦力が着実にフィットしていることを考えれば、確かなプラス材料を積み重ねていると言えるだろう。総力を挙げてこの一戦に挑みたい。
【マイナス材料】
開幕から3引き分けと、プラスにもマイナスにも捉えられる状況。リズムが悪い時間帯に押し込まれ、決定機を与えているのは気になるところ。
清水エスパルス戦とサンフレッチェ広島戦は先制しながら相手にペースを握られて失点。前節のアビスパ福岡戦は立ち上がりから圧力に押されてPKを献上するなど、相手に勢いがある時間帯に押し返せず、そのまま受けているところが気がかりだ。
スピードやパワーといった特長を持つFWを相手にした際は後手に回ることが多く、最終ラインでピンチを招く場面も目につく。横浜FMは前線に個の力がある選手が並んでおり、最終ラインとの力関係だけを見ると分が悪そうな印象だ。
文:totoONE編集部
■横浜F・マリノス
【プラス材料】
開幕5連戦を3勝1分1敗で乗りきった。特に直近の2試合はいずれも2-0でヴィッセル神戸と清水エスパルスに連勝。上り調子でこの試合を迎える。
5試合を消化した時点で11得点を記録している攻撃力は相変わらずの破壊力を誇っている。さらに2試合連続クリーンシートの守備陣の奮闘も光り、清水戦では初先発のDF角田涼太朗が好パフォーマンスを披露した。
今節はFWマルコス・ジュニオールやMF渡辺皓太も戦列復帰する可能性があり、選手層は厚みを増している。
【マイナス材料】
復帰する選手がいる一方、今季は開幕直後から負傷者が絶えない苦しい状況での戦いが続く。現在もMF水沼宏太やFWレオ・セアラが別メニュー調整中、清水戦で途中交代したFW宮市亮も出場は難しいだろう。
しかも、今節は苦手とするアウェイでの北海道コンサドーレ札幌戦だ。昨季こそ逆転勝利を収めたが、それ以前は3年連続で敗れている。チームとしては苦手意識を払拭するためにも勝ち点3が欲しいところだが、ひと筋縄にはいかない相手だ。
文:totoONE編集部