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【札幌vs広島プレビュー】久々の本拠地帰還で弾みをつけたい札幌…広島はカップ戦の勢いを持ち込めるか

2022.02.26

北海道コンサドーレ札幌

【プラス材料】
 やはりホームで試合ができるのは大きい。

 1月中旬から沖縄県と熊本県で例年どおり長期キャンプを続け、リーグ開幕戦とJリーグYBCルヴァンカップ開幕戦はキャンプ地から赴く形となった。今回も試合に併せて移動して戦う形になるが、自宅に戻って準備できるとあって、選手もリフレッシュして挑めるだろう。


 加えて、23日のルヴァンカップはターンオーバーした中で劣勢を強いられたが、後半から主力を投入して逆転に成功。引き分けに終わったものの、力技で狙って逆転できたことは大きい。チームにプラスの空気を生み出しているはずだ。

【マイナス材料】
 FW興梠慎三とFWガブリエル・シャビエルの新加入2選手がチームにフィットしきれていないことが開幕戦で確認できた。新加入選手のフィットに時間を要するのは北海道コンサドーレ札幌に限った話ではないが、戦術として最前線からのマンツーマンディフェンスを採用しているチームのため、前線に並ぶ2選手のフィット具合がそのままチーム全体のパフォーマンスに影響を与える。開幕戦では相手DFに自由なキックを許していたシーンもあり、どこまで修正されているかがカギとなりそうだが、そう簡単でもないだろう。

 攻撃面もまだ円滑ではないため、チームの武器である連動性を出せない可能性も多いにある。

文:totoONE編集部

サンフレッチェ広島

【プラス材料】
 水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ初戦の徳島ヴォルティス戦では、リーグ戦に出場できなかった選手たちが躍動し、圧巻のプレッシングを見せつけて3-0で快勝。昨季ケガで苦しんだFW永井龍やMF森島司、FWドウグラス・ヴィエイラも実戦復帰を果たし、永井はゴールも記録している。

 期限付き移籍から復帰したMF野津田岳人やMF川村拓夢も自身の成長を見せつけ、昨季の新加入組であるDF住吉ジェラニレショーンも自身の1得点を含む2ゴールに絡む活躍を披露。新戦力の活躍が今後の期待を膨らまさせた。

【マイナス材料】
 開幕戦となったサガン鳥栖との戦いでは、前線からのプレッシングをはがされるシーンが多く、チーム全体として後ろに重くなってしまった。それでも、後半には決定機を作って勝ち点1をゲットしたことはポジティブではあるが、内容は厳しい。決して決定的に崩されたシーンが多かったわけではないものの、逆に決定的に崩したシーンもほとんどなかった。

 今季の爆発が期待されているFWジュニオール・サントスにしても、鳥栖戦と徳島戦を見る限り、まだ戦術理解に苦しんでいる印象だ。

文:紫熊倶楽部 中野和也

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