広島の新スタジアム建設が始まった [写真]=湊昂大
サンフレッチェ広島の新本拠地となるサッカースタジアムの建設工事が2月1日に始まった。完成は約2年後の2023年12月の予定。2024年の開業に向けて、工事が本格的にスタートした。
サンフレッチェ広島が創立30周年を迎える節目の年に、広島市の中心部、中区基町にある中央公園広場で新スタジアムの建設が着工した。この日はスタジアムを支えるためのくいを地下に打つ基礎工事が行われ、建設地の北西エリアで大型のくい打ち機が稼働。今月から3月下旬の2カ月で、25メートルほどのくいを約380本打ち込むという。その後も基礎工事が続けられ、夏には地上の本体部分の工事が始まる。
新スタジアムは地上7階建てで約3万人収容。観客席とピッチの距離は8メートルで、より臨場感を味わえるスタジアムとなる。また、Jリーグの試合以外にもアマチュアの大会や国際試合などの開催にも対応。サッカーがメインだが、ラグビーやスポーツ教室といったスポーツイベントなどにも対応できる複合施設となる。隣接する広場を含めた全体のコンセプトは「開かれた回遊型スタジアムパーク」「スタジアムパークがつなぐ『交歓の環』」「みんなのシンボルとなる『希望の翼』」の3点が掲げられている。
取材・文=湊昂大
By 湊昂大