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横浜FMが優勝遠のく敗戦…C大阪、乾貴士の復帰後初ゴールなどで3戦ぶり白星

2021.10.24

セレッソ大阪と横浜F・マリノスが対戦した [写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J1リーグ第33節が24日に行われ、セレッソ大阪横浜F・マリノスが対戦した。

 前節の北海道コンサドーレ札幌戦では終盤の2得点で逆転勝利し、優勝への望みをつないだ2位横浜FM。同試合で同点弾を挙げた杉本健勇に加え、水沼宏太も古巣戦でスタメンに抜擢された。一方、ホームのC大阪はこの試合の後、天皇杯準々決勝とJリーグYBCルヴァンカップで名古屋グランパスとの連戦を控える。決戦に向けて、まずは3試合ぶりの白星で勢いをつけたいところ。


 先制点が生まれたのは6分、C大阪が先制する。喜田陽とのワンツーパスでペナルティエリア左に侵入した乾貴士は、ドリブルで仕掛けてから右足を振り抜く。シュートは相手DFチアゴ・マルチンスに当たってコースが変わると、相手GK高丘陽平の逆を突く形となってゴールに吸い込まれた。乾はデビューを飾った古巣との戦いでC大阪復帰後の初得点を記録し、J1リーグでの得点は2011年7月31日に行われた鹿島アントラーズ戦以来となった。

 21分、C大阪がリードを広げる。GKキム・ジンヒョンのロングパスをピッチ中央で受けた藤田直之は、胸トラップから前を向き、相手DFの背後に絶妙のスルーパスを供給。抜け出した松田力がグラウンダーで折り返し、加藤陸次樹が押し込んだ。

 C大阪は34分、スローインの流れから絶好機を迎える。乾が前方の広大なスペースにスルーパスを供給し、松田力が抜け出す。松田力は相手に寄せられてシュートに持ち込めなかったが、こぼれ球を加藤が回収。右足でゴール左下隅を狙ったものの、惜しくも枠を外れてネットを揺らせなかった。

 横浜FMは43分に1点を返す。左コーナーキックから水沼がストレート系のボールを送ると、中央で競り勝った實藤友紀が頭で合わせた。横浜FMは1点のビハインドで折り返す。

 前半のシュート数で相手を大きく上回ったC大阪は、51分にも横浜FMのゴールを脅かす。左寄りのペナルティエリア手前で乾が倒されてフリーキックを獲得し、藤田がキッカーを担当。ゴール右隅を狙うが、ボールを巻ききれずに右のポストに阻まれた。

 後半の飲水タイム後からレオ・セアラとエウベルを投入するなど、攻撃の姿勢を強める横浜FM。しかし、73分に渡辺皓太が放ったミドルシュート、75分にエウベルがペナルティエリア左から放ったシュートはキム・ジンヒョンに防がれる。

 試合はこのまま終了し、リードを守り切ったC大阪は3試合ぶりの白星、横浜FMは4試合ぶりの黒星となった。今節に勝利した首位・川崎フロンターレと横浜FMの勝ち点差は「12」に。次節、横浜FMが引き分け以下に終わって川崎Fが勝利した場合、または横浜FMが敗れて川崎Fが引き分け以上の場合、川崎Fの連覇が決定する。

 次節は11月3日に行われ、C大阪はアウェイで徳島ヴォルティスと、横浜FMはホームでガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
セレッソ大阪 2-1 横浜F・マリノス

【得点者】
1-0 6分 乾貴士(C大阪)
2-0 21分 加藤陸次樹(C大阪)
2-1 43分 實藤友紀(横浜FM)

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