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終盤にマルティノスが劇的同点弾! 仙台、川崎Fに2度追いつき価値あるドロー

2021.05.12

川崎Fと仙台が対戦した [写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J1リーグ第20節が12日に行われ、首位川崎フロンターレと19位ベガルタ仙台が対戦した。

 AFCチャンピオンズリーグの日程都合により前倒しで行われた一戦は、3分に川崎Fが先制する。左サイドをえぐった登里享平が浮き球で折り返すと、ゴール前の小林悠が頭で押し込んだ。


 幸先良く先制した川崎Fは7分、車屋紳太郎が思い切ってミドルシュートを試みると、知念慶が右足で触ってコースを変える。しかし、相手GKヤクブ・スウォビィクの好セーブに防がれて追加点とはならない。その後は拮抗した展開が続き、前半は川崎Fのリードで折り返した。

 後半も川崎Fのペースで試合が進むなか、74分に仙台が試合を振り出しに戻す。GKスウォビィクからのロングボールを皆川佑介が競り合い、セカンドボールを氣田亮真が回収。氣田は4人に囲まれながらもドリブルでペナルティエリアまで侵入し、左足を振り抜く。このシュートは相手GK丹野研太にセーブされたが、こぼれ球を中原彰吾が左足で流し込んだ。

 すると83分、川崎Fが勝ち越しに成功する。登里がペナルティエリアの左に向けてスルーパスを通すと、左サイドから斜めの動きを見せた三笘薫が回収。ファーストタッチで相手DFをはがし、左足でゴール左下隅に流し込んだ。

 しかし試合終了間際、仙台が再び追いつく。後半アディショナルタイム5分、マルティノスがペナルティエリアの外から左足を振り抜くと、強烈な一撃がゴール右下隅に突き刺さった。

 試合はこのまま終了。川崎Fは4試合ぶりのドローで今季3分目となったが、開幕から16戦無敗を維持した。また、昨季からの連続無敗を21試合に伸ばし、2012年〜2013年の大宮アルディージャとJ1リーグの最長記録で並んだ。仙台は価値あるドローで敵地から勝ち点「1」を持ち帰り、連敗を回避した。

 次戦、川崎Fは16日に北海道コンサドーレ札幌とホームで、仙台は15日にホームでアビスパ福岡と対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 2-2 ベガルタ仙台

【得点者】
1-0 3分 小林悠(川崎F)
1-1 74分 中原彰吾(仙台)
2-1 83分 三笘薫(川崎F)
2-2 90+5分 マルティノス(仙台)

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