大久保嘉人が先制ゴール [写真]=J.LEAGUE
2021シーズンの明治安田生命J1リーグ第1節が27日に行われ、セレッソ大阪と柏レイソルが対戦した。
C大阪は今オフ新加入の原川力、15年ぶりの復帰が決まった大久保嘉人らが先発入り。一方の柏は瀬川祐輔、江坂任、クリスティアーノらがスタメンに入っている。
最初にチャンスを作ったのは柏。2分、左サイドでボールを持った江坂がクロスを供給すると、エリア内でフリーになった呉屋大翔が合わせる。しかし、シュートはミートせず枠には飛ばなかった。9分には右コーナーキックを上島拓巳が頭で合わせるも、このシュートも枠を捉えることはできない。
C大阪も反撃へ。24分、清武弘嗣の浮き球スルーパスに反応した大久保が落とすと、豊川雄太が左足で狙う。シュートは相手DFに阻まれるも、再び豊川がこぼれ球を左足で叩く。しかし、シュートは相手GKのキム・スンギュにキャッチされた。
28分、右コーナーキックに奥埜博亮が合わせると、最後は丸橋祐介に当たってボールはポストに直撃。こぼれ球を瀬古歩夢が押し込んでネットを揺らすも、今季から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で丸橋のハンドが確認され、ゴールは認められなかった。
35分、相手DFラインの背後をとった大久保が上島に倒される。上島にはレッドカードが提示され、柏は10人での戦いを強いられることとなった。すると42分に均衡が破れる。坂元達裕のパスを受けた松田陸がクロスを送ると、ニアサイドに走り込んだ大久保がヘディングシュート。狙い澄ました一撃がネットを揺らし、C大阪が先手を取った。前半はこのままC大阪の1点リードで終了する。
後半に入ると柏が再び反撃へ。江坂のスルーパスに抜け出したクリスティアーノが右サイドから折り返すと、ファーサイドで待っていた瀬川がボレーシュートを狙う。しかし、シュートはGKにセーブされ得点とはならない。
1人少ない柏は前線に人数をかけて同点弾を目指すも、C大阪は押し込まれた時にはしっかりとブロックを形成し、決定機をつくらせない。試合の流れが徐々にC大阪へと移ると、78分には高木俊幸のクロスから加藤陸次樹が頭で狙う。しかし、シュートはクロスバーを超えてしまった。
85分、ゴール前でボールが流れたところに高木が反応。高木がGKをかわそうとするも、キム・スンギュが足を残して突破を阻止する。こぼれ球に反応した加藤のシュートはポストに嫌われるも、最後は坂元が右足で押し込み、C大阪が試合を決定付ける追加点を挙げた。
試合はここままタイムアップを迎え、C大阪が柏を2-0で下した。次節、C大阪は3日に行われる第11節延期分で川崎フロンターレと、柏は6日にホームで湘南ベルマーレと対戦する。