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【浦和vs湘南プレビュー】ホーム戦負け越しを回避したい浦和…湘南は今度こそJ1通算150勝達成なるか

2020.12.12

[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹

浦和レッズ ピッチ内外のマイナス材料が浮き彫りに。悪い流れを断ち切れるか

【プラス材料】
 第30節の鹿島アントラーズ戦は0-4の完敗。前向きな要素はそこから約2週間あったことで、心身ともにリフレッシュできたことだろう。

 この間にMFマルティノスとMFエヴェルトンの今季限りでの退団が発表された。今季の実績から言えばスタメン出場が順当だが、来季を見据えれば違う選手を起用する可能性もある。マルティノスのポジションはMF関根貴大やMF武田英寿エヴェルトンのポジションはMF伊藤涼太郎やMF柴戸海にチャンスが与えられるかもしれない。


 今季の目標に掲げた来季のACL出場権獲得も消滅し、客観的なプラス材料を挙げるのは難しい状況にある。その意味でも、この2週間の間にチーム内でどのようにモチベーションを高められたかが、ピッチ上でのパフォーマンスに影響しそうだ。

【マイナス材料】
 大槻毅監督の今季限りでの退任がすでに決まり、開幕前に掲げた目標も達成できないことが決まった。いかにして来季につながる残り試合にするかを導くのはクラブの役割だが、強化責任者の土田尚史スポーツダイレクターも病気療養中と、マイナス材料を挙げればキリがない。

 今季リーグ戦のホームゲームは5勝3分7敗で、この試合が引き分け以下だと勝敗の割合が五分未満になることが決まる。逆にアウェイゲームは8勝3分5敗。データ上ではホームゲームであることが勝敗に対するマイナス材料になってしまう。

 また、この試合はチームトップスコアラーのFWレオナルドが累積警告により出場停止。ここまで9得点を挙げているFW興梠慎三の9年連続二桁ゴール達成に大きな期待がかかる。

文:totoONE編集部

湘南ベルマーレ 各ポジションで若い力が躍動。開幕戦の雪辱を果たせるか

【プラス材料】
 前節はホームでガンバ大阪に1-2で敗れた。複数失点を含めて結果は反省すべきところだが、早い時間帯に先制されながらも前半のうちに同点に追いついたこと、後半にリードを奪われて以降一度ならずチャンスを作った事実は、次につながるプラス材料に違いない。

 個々の躍動も得難い。高卒ルーキーのDF畑大雅は持ち前のスピードを生かして果敢に仕掛け、決定機を演出した。ケガから復帰した2種登録のMF田中聡も後半途中からピッチに立つと、ボールを奪ってシュートに持ち込むなど積極的な姿勢を示した。長期離脱を経てここ3試合連続で途中出場しているFW大橋祐紀も然りだ。前向きに勝負し、ゴールの匂いを漂わせている。

 浦和レッズとは2月の開幕戦以来の対戦となる。2-3で敗れたものの、感触は悪くない。

【マイナス材料】
 G大阪戦の黒星を含め、ここ4試合は2分2敗。J1通算150勝を前に、勝利から遠ざかっている。内容に目を向けると、8試合連続でゴールを奪っている事実はポジティブだ。ただ、G大阪戦のPKを含め、勝てていないこの4試合の得点はいずれもセットプレーに限られている。攻勢を強めたG大阪戦の終盤然り、チャンスは作れているだけに、流れの中での質と量をさらに求めたい。

 今節はMF金子大毅が累積警告で出場停止となる。また、G大阪戦の前半途中に負傷交代したMF茨田陽生の状態も気がかりだ。負傷離脱が途切れず、他のチームと同様にフルメンバーが揃わない中、ピッチに立つ選手の奮起が期待される。

 浦和との通算対戦成績は9勝3分24敗。相手のホームゲームでも4勝1分12敗と、大きく負け越している。

文:隈元大吾

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