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【札幌vs仙台プレビュー】約2カ月ぶりのホーム戦白星を狙う札幌…仙台は負の連鎖に歯止めをかけられるか

2020.10.02

[写真]=Noriko NAGANO、J.LEAGUE

北海道コンサドーレ札幌 得点力不足が深刻。攻撃陣にかかる期待は大きい

【プラス材料】
 過密日程がひとまず落ち着き、ここから週1試合のペースでしばらく戦えることは北海道コンサドーレ札幌にとっては大きいはず。

 流れが悪い状況の中で、課題が多く散見されながらもそれを中2~3日のスケジュールで修正するのは難しく、勢いがあるチームはいいが、札幌のように結果が出ていないチームは課題の修正を施せないままなのはやはり苦しい状況だった。


 この試合への準備期間はしっかりと地元でトレーニングができているため、攻守両面である程度の改善がなされていることだろう。コンディションも調整がしっかりできているため、今週の試合に向けては良い条件が揃っている。

【マイナス材料】
 3連敗中ということで、マイナス要素を挙げればキリがない状況なのかもしれない。前回の3連敗中も含め、1つ勝てば……としながらもサガン鳥栖戦に勝利してから再びの3連敗。それも3試合続けて無得点での敗戦ということもあって、攻撃的なスタイルを打ち出しているチームとしては厳しい視線にさらされている状態かもしれない。

 今季は降格がないため来季を見据えての選手選びや戦い方をしているのかもしれないが、同様にほぼすべてのチームが来季を見据えながら戦っている今季であるため、その部分は戦績に加味することはできない。単純に結果が出ていないと言うしかないだろう。

 攻撃的スタイルと得点増という意味では、前節メンバー外となっていたFWジェイ、FWアンデルソン・ロペスという外国人ストライカーの奮闘にも期待したいところではある。

文:totoONE編集部

ベガルタ仙台 前節得た手応えを生かすことができれば久々の白星も

【プラス材料】
 苦境にありプラス材料の少ないベガルタ仙台だが、前節のセレッソ大阪戦で実に第9節・ヴィッセル神戸戦以来となる複数得点を記録したことがまず挙げられる。堅守を誇る相手から2得点。他にもコンビネーションで崩す場面が多く見られ、この勢いは持続させたいところだ。

 勢いをつけてきた選手の中でも、1試合で2得点を決めたFW西村拓真が調子を上げていることは大きい。3トップのウイングで苦労してきたが、点を取る形をつかんできた。ゴールを量産して、チームを崖っぷちから救う活躍が期待される。

 また、西村の1点目をアシストしたDFパラも調子を上げており、これも期待の要素としたい。一時はベンチ外だったが、戦術に順応して得意のクロスなどで存在感を見せている。

【マイナス材料】
 マイナス材料が多すぎる。9月は全敗に終わり、ホームゲームでの勝利はシーズンの半分を過ぎてもない。9試合連続で勝利から遠ざかり、しかも6連敗。惨憺たる成績が続いており、この悪い流れから脱出できていないことがマイナス材料の最たるものだ。

 守備が不安定なことも、不安に拍車をかける。2試合連続で3失点の逆転負けを喫しており、相手が後半に前がかりになって攻めてくると、その圧力に屈する形で守備が決壊してしまう。次の相手も攻撃的だが、なんとか踏ん張らなければならない。

 ケガ人が依然として多いことも問題だ。MF道渕諒平は復帰して前節には先発出場できるようになったものの、MF松下佳貴やDF蜂須賀孝治はまだピッチに戻れていない。

文:totoONE編集部

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