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【浦和vs清水プレビュー】浦和は同カード7年間負けなし…今季初勝利を挙げた清水は勢いに乗れるか

2020.07.31

[写真]=兼子愼一郎、Getty Images

浦和レッズ 清水キラーの不在は大打撃。相性の良さを生かせるか

【プラス材料】
 前節・横浜FC戦の勝利で連敗をストップし、気分良く1週間空くゲームに臨めるのはプラス材料。それまでの2試合で6失点していた最終ラインは、センターバックの総入れ替えという思いきった采配がなされ、DF鈴木大輔とDF槙野智章が奮闘して無失点の結果を出した。

 DFトーマス・デンもトレーニングには復帰しているが、まずは前節で結果を残したメンバーに継続出場のチャンスを与えることが予想される。選手層の厚さを内外にアピールできたことが好循環を生む期待が持たれる。


 清水エスパルスとの対戦は2013年4月のゲームで敗れたのを最後に、8勝3分無敗と非常に相性が良い。サッカー王国の名を冠する地域同士の対決で、今回も勝利を収めたいところだ。

【マイナス材料】
 前節の横浜FC戦で負傷交代したFW興梠慎三は、水曜日の公開練習では別メニュー調整。過密日程の中で無理をさせるとは考えにくく、浦和レッズ加入後の清水戦12試合で10得点を挙げているエースが欠場する可能性は高い。

 また、清水は前節の大分トリニータ戦でセットプレーから4ゴールを重ねた。浦和は今季からCKやクロスが予想される位置でのFKの際にゾーンディフェンスを採用しているが、これまでのゲームでは相手が先に触る場面も多かった。試合までにどれだけ相手を研究したうえで整理できているかがポイントになるだろう。

 多くの選手がピッチに立っているものの、サイドバックのDF橋岡大樹とDF山中亮輔は全試合にスタメン出場。夏場のゲームだけに、運動量が求められる2選手は疲労の蓄積が不安材料のひとつと言える。

文:totoONE編集部

清水エスパルス セットプレー以外の武器を磨いて今季初の連勝へ

【プラス材料】
 前節の大分トリニータ戦で今季初勝利を挙げたことは、チームのムード面で非常に大きい。これまでも取り組んでいるサッカーに対する疑念は見えなかったが、初白星で自分たちのサッカーを信じる気持ちはより強固になったはず。より自信を持って躍動的なサッカーができる可能性がある。

 その大分戦ではセットプレーから4得点を奪取(2得点以上は今季初)。MF西澤健太のキックの質が非常に高く、ゴール前には空中戦に強い選手が揃っているので、対策していてもキックが良ければ止めきれない場面が出てくるだろう。

 ケガから復帰したDFエウシーニョとMFヘナト・アウグストが試合ごとに調子を上げていることも好材料だ。それに呼応するようにDFヴァウドもパフォーマンスを上げているので、彼らが三角形を作る右サイドは攻守ともに強化されている。

【マイナス材料】
 前節の大分戦は4点を先行した後、残り5分を切ってから立て続けに2失点。ここまで無失点の試合がなく、終盤の失点が多いことも改善できていない。1試合平均1.29失点の浦和レッズから大量リードを奪うのは容易ではなく、接戦のまま終盤に入った場合、守備の課題が露呈してくると苦しくなるだろう。

 その意味では、最後まで全員が足を止めずにプレーできるかがポイントとなる。中5日で戦えるのは良いが、当日が暑くなった場合は不利な要素となるかもしれない。

 攻撃面では、直近の5試合でセットプレー以外からは1点しか取れていない。その1点も相手のミスからのゴールなので、自分たちが攻め崩して点を取るという面では、まだまだ物足りない。チャンスがないわけではないが、決めきれていないという部分もあり、決めきれる選手の出現が待たれる。

文:totoONE編集部

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