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【FC東京vs浦和プレビュー】FC東京は橋本のJラストマッチを白星で飾れるか…浦和はリーグ戦の同カード6年間負けなし

2020.07.17

[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹

FC東京 快足FWの復帰が追い風となるか。7年ぶりの白星を狙う

【プラス材料】
 昨年12月に右肩を手術して長期離脱していたFW永井謙佑が前節の横浜F・マリノス戦でついに復帰。絶妙なアシストからMFレアンドロのゴールを生み出しただけでなく、前線で守備のスイッチを入れ、チームに勢いをもたらした。まだコンディションは万全ではないものの、長谷川健太監督も「攻守両面で存在の大きさを再認識した」と手応えを話す。

 また、横浜FM戦はスタートから4-4-2で臨んだが、そのシステムを機能させたのはMF橋本拳人と言えるだろう。カバーリング、ボール奪取力、中盤の安定感という点で違いを見せた。ロシアへの移籍が決まり、今節がJリーグでのラストマッチとなるため、より勝負にこだわる姿勢が発揮されるはずだ。チームメイトも永井を筆頭に「勝利という結果を残して気持ち良く送り出したい」と意気込みを見せている。


【マイナス材料】
 前節の横浜FM戦は相手DFの裏を狙うカウンター攻撃が奏功したが、永井とともにその牽引役となったFW田川亨介が肩を負傷。彼の離脱は痛手だ。

 また、3得点のうち2得点はPKとレアンドロの直接FKによるもの。浦和レッズは守備ブロックの堅いチームであり、そのディフェンスを崩しきれるかどうかは未知数だ。

 何より浦和との相性の悪さは拭いきれていない。昨季は2引き分けに終わり、永井は「苦手意識はない」としながらも「勝てそうな展開の中、あと一歩のとどめが刺せず」勝ちきれていない。リーグ戦再開後3試合負けなし、2連勝中と好調の相手に、自分たちの強みであるカウンター攻撃を封じられると苦しむだろう。

文:totoONE編集部
 

浦和レッズ 手堅く戦うスタイルで無敗記録を更新できるか

【プラス材料】
 開幕から4戦負けなしで勢いよく試合に臨めることが大きなプラス材料と言える。前節は鹿島アントラーズを相手に1-0で勝利し、開幕4試合目で2回目のクリーンシートを記録。懸念されていたクロスへの対応も少しずつ改善がみられている。

 また、前節の決勝点は今季初めてセットプレーから一度も相手に触らせずに決めたもの。ボール保持率を高めて何度も崩しにトライするスタイルではないだけに、カウンターとセットプレーからゴールを奪っていけるかどうかは勝ち点に直結する。そうした意味でも、いいきっかけになりそうだ。

 選手層の厚みを生かして、起用法だけでチームに変化を与えられている。それだけにスタメンを予想しにくくなっているが、相手にとっても出方を絞りにくいチームになっていると言える。

【マイナス材料】
 昨季の上位チームの中で、今季取り組んでいるコンセプトに最も近いのがFC東京だ。そうした意味では、チームの成熟度の差が表れやすい対戦相手と言える。ひと筋縄ではいかない試合と予想したほうがいいだろう。

 昨季は2試合とも内容的に苦しみながら引き分けをもぎ取った感がある。FC東京とのリーグ戦での無敗記録こそ6年間に伸ばしたものの、その相性の良さはそこまで感じさせたとは言いがたい。この試合もまた、際どい勝負になることが予想される。

 自分たちにマイナス要素はほとんどないが、対戦相手としてFC東京が強いということが試合の勝敗に対するマイナス要素と言える。局面でのバトルの連鎖が展開に影響を与えていきそうだ。

文:totoONE編集部

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