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“レンタルJリーガー”浅川隼人がヒュンメルと思い描く新たな夢

2020.03.10

ヒュンメルが新たにJリーガーの浅川隼人、サポーターと三者間の新プロジェクトを始動させる

 スポーツメーカーのヒュンメルが、選手とサポーターを巻き込んだドリームプロジェクトをスタートする。その選手とは昨シーズン、J3のY.S.C.C.横浜に所属し、13ゴールと活躍した浅川隼人選手だ。

 昨年9月に、12月末までの期間限定で「浅川隼人というJリーガーの価値をレンタルすることができる」という『レンタルJリーガー』宣言をしてサッカー界を賑わせた浅川。契約金が0円だったこともあり、練習や試合の合間を縫っては子どものサッカー教室から人生相談やショッピングまで、リクエストがあればどこへでも出掛けた。


『レンタルJリーガー』宣言前の6月には、『J3リーガー浅川隼人の挑戦~セブ島へのボランティアサッカー教室~』と題したクラウドファンディングを行い、目標金額の25万円を大きく上回る約72万円を獲得。8月中旬にはセブ島に5日間滞在し、サッカー教室やセブ大運動会を行った。

 なぜ、セブ島だったのか――。

 クラウドファンディングの掲載文によれば、「それは僕のことを支えてくれている彼女が大学生の頃にセブ島で大運動会をしようと企画し、実際にボランティア活動をしてきたから」。彼女から当時の写真を見せてもらい、セブ島の子どもたちが置かれた状況を聞いた浅川は、「僕たちはどれだけ恵まれているのか。平和な世界に生きているのか」を考えさせられたという。そして、クラウドファンディングで実現したセブ島の子どもたちとの交流を通じて、「子どもたちが夢を追える環境を作りたい」と気持ちも変化、新たなプロジェクトを始動させた。

“レンタルJリーガー”として知られた浅川隼人は今シーズンからJ3のロアッソ熊本でプレーしている

 今シーズン、ロアッソ熊本(J3)に活躍の場を移した浅川だが、その足下を支えるのが、ヒュンメルの『VORART PRO(ヴォラートプロ)』だ。しかしここにも、ある“仕掛け”が仕込まれている。

 通常、サッカー選手が着用するスパイクは、①メーカーが提供する、②選手が自ら購入する、このどちらかが一般的だ。しかし今シーズンの浅川は、そのどちらでもない。10名のサポーターが購入した20足のスパイクを履いてプレーする。さらにサポーター1人につき2足を購入するのだが、そのうちの1足に好きな言葉や名前をヒュンメルが刺繍。約1カ月間浅川が着用したあと、刺繍入りの1足を購入したサポーターにプレゼントするというのだ。

 ヒュンメルは、浅川がスタートさせた『HAYATO DREAM PROJECT』に賛同し、スパイクの利益などで、さまざまな活動をサポートするという。その一つ、「夢を追い掛けられるような環境としてグラウンドを作りたい」という浅川の思いから始まった人工芝グラウンドの建設。ここに使われる人工芝は昨年、浅川を動画撮影のためにレンタルした住友ゴム工業株式会社のもの。日本では流通がなく、廃棄されるだけのものだったが、中古とはいえ、まだまだ使える代物。セブ島で再利用されることで環境にも優しいエコプロジェクトになる予定だ。

「ヒュンメルがやっていることと、僕のやりたいことがマッチするんです」と語る浅川。「メーカーの根本を理解すると新しいことが掛け算でできると思っています。重要なのは、同じような夢を持つことで、持てないものを補い合う掛け算が生まれます。僕たちはドリームパートナーとしてお互いが協力して、新しい価値を生み出していくんです」。その理念や活動内容でヒュンメルと共鳴するという。

『Change the World Through Sport.(スポーツを通して世界を変える)』

 今回のドリームプロジェクトは、まさにヒュンメルのブランドミッションそのものなのだ。

   

By サッカーキング編集部

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