2018.11.10

Jユースカップはいよいよ準決勝! ベスト4進出クラブを紹介!

準決勝は4日に行われる [写真]=J.LEAGUE
株式会社ジェイ・スポーツ制作部第3制作チームプロデューサー。2003年の入社以来、WORLD SOCCER NEWS『Foot!』スタッフを8年間務め、2011年よりJリーグ中継担当プロデューサーに。

 2018Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会はベスト4が出そろった。11日にベストアメニティスタジアムで行われる準決勝に出場する4クラブを紹介する。

文=土屋雅史

清水エスパルスユース

1回戦:シード
2回戦:清水エスパルスユース 2-2(PK4-3)三菱養和SCユース 【得点】佐野陸人 川本梨誉
3回戦:清水エスパルスユース 6-1 水戸ホーリーホックユース 【得点】佐野陸人 青島太一×2 丸山優太朗×2 小川雄一郎
準々決勝:清水エスパルスユース 1-1(PK 5-4)柏レイソルU-18 【得点】川本梨誉
準決勝:vsアルビレックス新潟U-18

「決してスーパーな選手がいる訳ではないけど一体感がある(平岡宏章監督)」。清水エスパルスユースの勢いが止まらない。トップ内定の守護神・梅田透吾、キャプテンのFW齊藤聖七と攻守の要を欠く今大会、2回戦の三菱養和SCユース戦で「こういうチャンスが来た時にいつでも出れる準備をしてきたつもり」というGK天野友心がPK戦で2本のキックをストップして勝利に貢献。準々決勝でも柏レイソルU-18との激闘を再びPK戦の末に制し、夏のクラブユース選手権との“全国二冠”が現実味を帯びてきている。「『3年生になってもこれだけ伸びるんだな』と改めて僕が学ばせてもらっています」と平岡監督が話したように、右から望月勇伸、栗田詩音、監物拓歩、佐塚洋介の3年生4バックが、夏の日本一を境に大きく成長。川本梨誉、青島太一ら2年生アタッカー陣は、3年生の佐野陸人が巧みにコントロール。また、大事な試合前には天野、栗田、佐塚を中心に“一発芸大会”でチームの結束を高めてきており、現在キャプテンマークを巻く監物も「凄く仲が良くて、生活面でもサッカー面でも切磋琢磨してきた3年生の成長が勝利につながっていると思います」と胸を張る。また、平岡監督にとっては、準決勝で対峙するアルビレックス新潟は現役時代も含めて14年間を過ごした思い出のクラブ。「対戦が非常に楽しみです」と笑った指揮官の想いも乗せて、サッカー王国のオレンジ軍団はミクスタでの戴冠へ突き進む。

アルビレックス新潟U-18

1回戦:アルビレックス新潟U-18 3-0 レノファ山口FC U-18 【得点】五十嵐新 本田修也×2
2回戦:アルビレックス新潟U-18 3-1 モンテディオ山形ユース 【得点】笹川璃矩 本田修也×2
3回戦:アルビレックス新潟U-18 1-0 大分トリニータU-18 【得点】本田修也
準々決勝:アルビレックス新潟U-18 2-0 ガンバ大阪ユース 【得点】辻椋大 本田修也
準決勝:vs清水エスパルスユース

「みんな頑張るというか、チームのために走るとか、そういうところが強い(本間至恩)」。アルビレックス新潟U-18が、クラブ史上初のベスト4を手繰り寄せた。今大会初めてプレミア勢と激突した準々決勝のガンバ大阪ユース戦は、前半終了間際に「あれはうちの得意な形」とキャプテンの五十嵐新も胸を張るショートカウンターから連続ゴールを挙げると、守ってはガンバの攻撃をシャットアウト。夏の全国で敗れた相手にきっちりとリベンジを果たしてみせた。今年のチームの特徴は「まずはしっかり守備から入った中で、ボールを奪って、自分たちでボールをつないでというサッカー(入江徹監督)」。負傷から復帰したGK藤田和輝とセンターバックの岡本將成のトップ昇格内定コンビを中心に、粘り強い守備でゴールに鍵を掛けつつ、右の原田新大、左の押久保汐音と両サイドバックも上下動を繰り返し、中盤ではボランチの五十嵐がゲームをコントロール。今季すでにトップチームでゴールを記録した本間が「小さい頃からそれしかやってこなかったので(笑)」と自ら評する得意のドリブルで左サイドから仕掛けまくれば、前線では本田修也と鈴木良太がフィニッシャーとして待ち構える。試合前にはケガで今は勉強に専念している3年生の元チームメイトのユニフォームを掲げ、「『一緒に戦ってるぞ』という気持ちを込めて(五十嵐)」集合写真を撮る恒例行事も。様々な想いを背負った越後のヤングスワンが真剣に全国の頂点を狙う。

横浜F・マリノスユース

1回戦:横浜F・マリノスユース 10-2 AC長野パルセイロU-18 【得点】OG ブラウンノア賢信 岩澤桐人 栗原秀輔×3 松田詠太郎 椿直起 土佐陸翼 木村卓斗
2回戦:横浜F・マリノスユース 2-2(PK 4-3)ジュビロ磐田U-18 【得点】岩澤桐人 石井宏育
3回戦:横浜F・マリノスユース 3-0 名古屋グランパスu-18 【得点】椿直起 岩澤桐人 ブラウンノア賢信
準々決勝:横浜F・マリノスユース 5-2 北海道コンサドーレ札幌U-18 【得点】榊原彗悟×2 栗原秀輔×2 津久井匠海
準決勝:vsヴィッセル神戸U-18

「個々の技術が高い選手が多いので、攻撃的なサッカーが特徴だと思います」と話す西谷冬樹監督に率いられた横浜F・マリノスユースは、圧倒的に攻め勝つ意欲に溢れている。ジュビロ磐田U-18、名古屋グランパスU-18とプレミア勢を撃破してきた今大会は、準々決勝でも攻撃陣が爆発。榊原彗悟と栗原秀輔の2トップが2得点ずつを奪い、途中出場の津久井匠海も1得点と、FW陣の計5得点で北海道コンサドーレ札幌U-18に快勝。6年ぶりにベスト4へと駒を進めた。左利きのセンターバック鈴木駿之助を中心にした丁寧なビルドアップから、スイッチを入れるのは両サイドハーフ。右にレフティの山谷侑士、左にスピードスターの椿直起と、トップ昇格内定コンビが圧巻の突破力で相手守備陣を切り裂いていく。加えて「ゲームコントロールを意識しています」という土佐陸翼が中盤に君臨。両ワイドへのサイドチェンジに、ギャップへ潜れる榊原へのくさびのパスと、その正確なキック精度で攻撃を指揮。準々決勝でも3得点に絡むなど、強烈な存在感を放っている。春先から良い内容に反して勝ち切れない時期も続いたが、「ハードワークの上にチームのコンセプトを乗っけることで、ようやく自分たちのサッカーが体現できてきた」と西谷監督も確かな手応えを語る。「この大会に懸ける想いはどのチームより強いと思う」と土佐は言い切った。トリコロールの継承者たちは内容と結果の両立を貪欲に求め続ける。

ヴィッセル神戸U-18

1回戦:シード
2回戦:ヴィッセル神戸U-18 3-2 サガン鳥栖U-18 【得点】原尊 小田裕太郎 泉柊椰
3回戦:ヴィッセル神戸U-18 2-1 FC東京U-18 【得点】船越大夢×2
準々決勝:ヴィッセル神戸U-18 2-1 サンフレッチェ広島F.Cユース 【得点】泉柊椰 森田侑樹
準決勝:vs横浜F・マリノスユース

「みんな我が強いというか、『オレが、オレが』という選手が多い(原尊)」。ヴィッセル神戸U-18には、確かな変化が訪れつつある。今大会はサガン鳥栖U-18とFC東京U-18をともに劇的な展開で破ると、準々決勝のサンフレッチェ広島F.Cユース戦も先制を許しながら、ラスト10分で2点を奪っての逆転勝ち。「ヴィッセルで育った選手の憧れの場所(原)」でもあるノエビアスタジアム神戸での勝利で、チームにより勢いが付いたことは間違いない。野田知監督が「ボールを大事にポゼッションしながら攻めていくことは、毎年全く変わらない」と言い切るように、目指す方向性はトップチームと同様に“バルセロナ”。中盤では山内翔やキャプテンの船越大夢がボールを引き出し、ポイントゲッターでもある右ワイドの原、左サイドの泉柊耶がドリブルとパスを織り交ぜながらゴールに迫る。また、最終ラインでは小林友希が世代別代表やトップ合流で不在の時も、右田楓と宋勝鳳の3年生センターバックが抜群の安定感を披露。攻守のバランスも整ってきた。以前はメンバーだけで行っていた試合前の円陣も、今大会からはチーム全員が加わっており、選手間ミーティングも頻繁に開催するなど、ここに来てチームには大きな一体感が生まれてきている。船越も「団結したことが結果として返ってきてくれていると思います」と語った。スペインの追い風に乗るクリムゾンレッドの若駒たちからベスト4以降も目が離せない。

2018Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会

【準決勝】
■11月11日(日)
11:00 清水エスパルスユース vs アルビレックス新潟U-18(ベアスタ)
14:00 横浜F・マリノスユース vs ヴィッセル神戸U-18(ベアスタ)

【決勝】
■11月18日(日)
13:00 清水対新潟の勝者 vs 横浜FM対神戸の勝者(ミクスタ)

準決勝&決勝はDAZNとJリーグ公式メディアでライブ配信!

【配信先】
DAZN
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