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「死に物狂い」で掴んだ価値ある一勝…10人の松本が首位の貫禄示す

逆転勝利の松本がJ2首位をキープ [写真]=J.LEAGUE

 前半35分、中美慶哉がマテウスに対するラフプレーで一発退場。J2首位に立つ松本山雅FCはいきなり苦境に立たされると、前半アディショナルタイムには大山啓輔のミドルシュートで失点し、1点ビハインドで折り返す。

 相手は1年でのJ1復帰を目指す大宮アルディージャ。しかも、ミッドウィークのアウェイゲーム。この苦しい状況の中、いかにして勝ち点3を奪うのか。反町康治監督のハーフタイム指示は以下の3点だ。

「相手は勝ったつもりになる。そのスキをどう突くかだ」
「守備のやり方は変えるが、攻撃のやり方は変えない」
「(中美)慶哉の分もやるしかない」

 後半開始から前田大然に代えて、左サイドが本職の下川陽太を投入。前半は左サイドに入った石原崇兆を前線に上げる布陣に変更した。「まずは失点しないこと」を心掛けつつも、勝つためには「どこかで得点を取らないといけない」。ここで気を吐いたのが、最前線の永井龍だった。

 まずは56分、石原がエリア内で倒されて獲得したPKをしっかりと決めて同点に。「PKが決まっていけるかなと思った」とその8分後の64分にはカウンターで相手陣内まで持ち上がると強烈なシュートを突き刺し、ついに逆転に成功。平日のナイターにも関わらず大宮に集結した約2300人の松本サポーターが一気に沸き立った。「今日勝つか勝たないかで上にいけるかどうかが決まる(永井)」と位置付けた一戦を制し、首位の貫禄を見せつけた。

「(フィールドプレーヤー)10対10でやりたいことをやりたかった」と反町監督は本音を漏らしたが、いかなる状況においても勝ち点3を獲得するため最善の策を尽くす。内容よりもJ1昇格という明確な結果が求められるJ2において、この勝ち方ができる松本は間違いなく強い。「最後まで死に物狂いでやるチームなので、そこは見せられたと思う(反町監督)」。この会心の勝ち点3は必ず今後に生きるはずだ。

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